新宿 麺屋翔 本店
平日のランチに西新宿の「麺屋翔本店」を訪問した。一人飯判定は多。注文したのは特製軍鶏塩ラーメン。カウンター席中心の店内は一人客も多く、ラーメン店としては利用しやすい部類だった。また、看板メニューの軍鶏塩ラーメンは透明感のあるスープと鶏の旨味が特徴。一方で、大盛無料サービスには少し注意が必要かもしれない。西新宿で一人ラーメンを探している人に向いている店だった。

外観と入りやすさ
新宿でランチを探していた際に見つけたのがこちらの「麺屋翔」。
口コミ評価が高く、西新宿エリアに複数店舗を展開する中でも「本店」と表記されていたことから、今回は本店を訪問した。
店舗外観は白を基調としたシンプルなデザインで、力強い筆文字の看板が目を引く。
過度な装飾はなく、ラーメン専門店らしい落ち着いた雰囲気が特徴的だった。
また、木目調の扉や窓枠が温かみを添えており、気取らない印象を与えている。
店頭には看板メニューである塩ラーメンのポスターに加え、「菅野製麺所 特製」と記された木札も掲示されていた。限られた演出の中で、麺へのこだわりを伝えようとする姿勢が感じられる。
さらに、店内の様子を外からある程度確認できるため、満席かどうかや一人で利用しやすい雰囲気かを事前に把握しやすい。
訪問時は大きな行列もなく、人気店でありながら入店のハードルはそれほど高くなかった。
総合的に見ると、品質へのこだわりを感じさせながらも敷居の高さはなく、一人でも気軽に立ち寄りやすい店舗だった。
店内風景と空気感

入店すると、まず左側にオープンキッチンが見える。
さらに厨房を囲むようにカウンター席が配置されており、ラーメン作りを間近で見られる構造になっていた。
外から見えていた席だけを見ると混雑しているように感じた。
しかし実際には壁側にも席があり、その右側の壁沿いにもカウンター席に案内されたため、私は待たずに入ることができた。
店内を見渡すと、一人客の割合は高い。
会社員と思われる利用者が多く、ランチを手早く済ませるために訪れている印象だった。
そのため、一人で来ていることを気にする必要はない。
また、オープンキッチンならではのライブ感もある。
麺を茹でる様子や盛り付けの様子が見えるため、料理を待つ時間も退屈しなかった。
さらに印象的だったのは壁に掲げられた言葉だった。
大勝軒の山岸一雄氏や、麺処ほん田の本田祐樹氏の言葉が飾られている。ただの装飾というより、店として大事にしている理念のようにも感じられた。

メニュー概要

軍鶏ラーメンと鶏白湯が2本柱のメニュー構成
メニューは軍鶏を使った塩・醤油ラーメンと、濃厚な鶏白湯ラーメン・つけ麺が中心。
ベースメニューは軍鶏塩ラーメンと軍鶏醤油ラーメンが各1,000円、鶏白湯ラーメンが1,200円、濃厚鶏白湯つけ麺が1,250円となっている。
券売機は特製・チャーシューメニューが目立つ配置
券売機では、特製軍鶏塩ラーメン(1,500円)や特製軍鶏醤油ラーメン(1,500円)、特製鶏白湯ラーメン(1,700円)、特製濃厚鶏白湯つけ麺(1,750円)などの上位メニューが写真付きで大きく掲載さされており、やや高額商品に誘導するようにも感じられるが、それが店の自慢商品なのだろう。
また、チャーシュー増量メニューも1,400〜1,650円で並んでおり、初見ではこちらが主力商品のように見える構成になっている。
一方で、初めて利用するなら、まずはベースのラーメンを選ぶのも一つの方法だ。
1,000円台前半のメニューも用意されており、店の味を確かめやすい。
そのうえで、好みに合わせて味玉やワンタン、チャーシューを追加すれば、自分好みの一杯を楽しめる。
丼メニューや和え玉で満足度アップ
サイドメニューには焼き鶏丼(350円)や豚丼(390円)を用意。
替え玉半玉(100円)、替え玉1玉(150円)、和え玉(300円)もあり、しっかり食べたい人にもおすすめ。
淡麗な軍鶏スープと濃厚な鶏白湯の両方を楽しめる、鶏系ラーメン好きには見逃せないラインナップとなっている。
実食
注文したメニュー
特製軍鶏塩ラーメン

提供速度
提供までの時間は比較的早かった。
また、オープンキッチンが見えるため、待ち時間も退屈しない。
そのため体感時間は短く感じた。
黄金色のスープ
まず目を引くのは透明感のある黄金色のスープだった。
レンゲで一口飲むと、軍鶏の旨味がじんわり広がる。
さらに塩ダレが前に出すぎず、全体が丸くまとまっている。
また、鶏だけではなく豚や魚介の旨味も重なっているため、見た目以上に奥行きがあった。
そのため最後まで飲み進めたくなるタイプのスープだった。
麺とトッピング
麺は中細ストレート。
スープとの絡みも良く、喉越しも軽い。
一人利用との相性
カウンター席中心で、一人客も多い。
そのため食事に集中しやすい。
また、あっさり系ラーメンなので重すぎず、ランチ利用との相性も良かった。
Good & Bad
一人ランチで向いている人
・西新宿で一人ラーメンを探している人
・あっさり系ラーメンが好きな人
・丁寧に作られた塩ラーメンを食べたい人
一人飯判定
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 入りやすさ | ★★★★☆ |
| 一人客の多さ | ★★★★☆ |
| 居心地 | ★★★★☆ |
| 店の空気 | ★★★★☆ |
| 気軽さ | ★★★★☆ |

一人客が多く利用しやすいため麺屋翔本店は多としたい
判定理由
カウンター席中心で一人客も多く、人気店ながら利用のハードルは高くない。
また、券売機にはおすすめ表示もあり、初回でも注文しやすい。
さらに食事に集中できる環境も整っているため、一人ラーメンとの相性は良いと感じた。
人気店ではあるものの、実際は気軽に利用できる。
軍鶏塩ラーメンの完成度は高く、西新宿で一人ラーメンを探しているなら候補に入る店だった。
店舗情報
麺屋翔の創業物語 ― 西新宿で生まれた軍鶏だしの名店
新宿・西新宿を代表する人気ラーメン店「麺屋翔」。現在では複数店舗を展開する有名店となったが、その歩みは決して順風満帆ではなかった。
店主の大橋望氏は、もともと一般企業勤務を経てラーメン業界へ転身。姉が共同経営していたラーメン店で約4年間修業を積み、その後、池袋のラーメン集合施設「ひかり町ラーメン名作座」への出店経験を得た。そこで店舗運営や経営の実務を学び、独立への自信を深めていった。
そして2005年、西新宿に「麺屋翔」を開業。しかし激戦区での挑戦は厳しく、開業当初は思うように集客できず、売上は低迷していたという。
転機が訪れたのは2011年。テレビ東京系の人気番組「愛の貧乏脱出大作戦スペシャル」に店主・大橋氏が出演した。番組では、麺屋こうじグループ代表の田代浩二氏と、「麺処ほん田」の本田裕樹氏の指導を受けながら21日間に及ぶ修業を実施。ラーメンの技術だけでなく、経営者としての姿勢も学んだという。
この経験を機に味づくりを見直し、店は大きく飛躍。現在の麺屋翔を象徴する「鶏の旨味を最大限に引き出す」という考え方のもと、軍鶏を使った透明感のあるスープや鶏白湯ラーメンが高い評価を獲得するようになった。
現在は株式会社翔味として運営されており、大橋望氏が代表取締役を務める。西新宿本店を中心に「みなと」「みそ処」、さらに札幌店も展開し、麺屋翔ブランドは着実に成長を続けている。
基礎情報
店名:ラーメン翔 西新宿本店
住所:東京都新宿区西新宿7-22-34
最寄り駅:JR新宿駅西口 徒歩約9分、都営大江戸線新宿西口駅 徒歩約6分、西武新宿駅 徒歩約5分
営業時間:月〜金 11:00〜15:00 / 18:00〜22:00、土 11:00〜15:00 / 17:00〜22:00、日祝 11:00〜15:00 / 17:00〜21:00
定休日:なし
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