新宿 光来
8月の平日、11時45分頃に新宿の「中華そば 光来」を一注文したのはワンタン麺(700円)。カウンター席のみの昔ながらの中華そば店で、一人でも入りやすく、一人利用のハードルは非常に低い。訪問前は、看板メニューの中華そばが500円という価格だったこともあり、正直なところ不安もあった。しかし実際に利用してみると、店内はきちんと清掃されており、清潔感も十分。料理の満足度も高く、価格以上の価値を感じられた。また、注文方法はシンプルで、初めてでも迷うことは少ない。提供もスムーズで、短時間で昼食を済ませたいときにも利用しやすい印象だった。
一人飯判定は「多」。

外観と一人での入りやすさ
光来は西新宿の路地にある昔ながらの中華そば店だ。
訪問したのは11時45分頃。この時間は並びもなく、そのまま入店できた。店を出た12時30分頃には3人ほど待っていたので、少し早めの来店だったようだ。
カウンター席だけの店と外からでもわかるため、一人利用の不安はほとんどなかった。
ただ、気になったのは値段だった。
店頭メニューを見ると、中華そばは500円。ワンタン麺でも700円である。
最近はラーメン1杯1,000円も珍しくない。そのため「安いのはありがたいが、本当に大丈夫だろうか」と逆に不安になった。
しかし、その心配は入店して杞憂であったことをすぐに感じた。
というのも、店内はきれいに整理されており、安さを理由に何かを削っているような雰囲気はない。
むしろ、この価格で営業できていることが不思議なくらいだった。
光来の店内風景と空気感

店内はカウンター席のみ。
そのため利用客のほとんどが一人客だった。
訪問した時間帯はサラリーマン男性が中心。ランチをさっと済ませる人が多く、長居をする空気ではない。
だからといって慌ただしいわけでもない。
厨房から鍋を振る音が聞こえる程度で、店内は比較的落ち着いていた。
BGMはなく、聞こえるのは調理の音と客の食事する音くらいだ。
店員は男性1名と女性1名の2人体制。
接客は必要最低限だが、不愛想というわけではない。
注文を受け、料理を出し、会計をする。町中華らしい距離感だった。
商品の提供も早く、一人で利用していて居心地の悪さを感じる場面はない。
ラーメンを食べて帰る。
その目的にしっかり合わせてくれている店だと思った。
ワンタン麺を注文
注文は券売機方式。外に出ているメニューの確認がここに活かされていく。
券売機のため、店員とのやり取りは最低限で済む。一人で利用する場合、この安心感は大きい。
また、店頭にはメニュー表も出ているため、入店前に何を食べるか考えられる。
今回はおすすめとして案内されていたワンタン麺を選んだ。
券売機の操作自体はシンプルで、初めてでも迷うことはないと思う。
一方で、少し気になったのがご飯ものだった。
茶碗豚カレーや茶碗チャーシュー丼など300円前後のメニューが並んでいる。しかし「茶碗」と書かれているため、実際にどれくらいの量なのか想像しづらい。
ワンタン麺と一緒に頼むか迷ったが、今回は見送った。
もし初訪問でセット注文を考えている人なら、このサイズ感だけは少し悩むかもしれない。
食券を渡してからの提供時間は約5分。
中華そば系の店としても早い部類で、昼休みのランチ利用とも相性が良い。
注文方法で困る点はほとんどなく、券売機に慣れている人ならスムーズに利用できる店だった。
光来のメニュー構成
創業昭和28年の老舗が提供する昔ながらの中華そば
創業昭和28年という老舗らしく、500円の中華そばをはじめ、ワンタン麺(700円)、チャーシュー麺(800円)、味噌らーめん(650円)など、どこか懐かしいラーメンがそろう。おすすめメニューとして、味噌らーめんやワンタン麺も紹介されており、価格帯は500〜900円程度とリーズナブル。大盛りは100円増しで注文できる。
ご飯ものや点心も手頃な価格で楽しめる
サイドメニューには茶碗豚カレー(300円)、茶碗鶏カレー(300円)、茶碗チャーシュー丼(400円)などをご飯ものも用意。そのほか、名物の豚まん(300円)のほか、パリッと餃子(260円)、もちっと水餃子(260円)、海老ニラまん(300円)、もち豚シューマイ(300円)などが並ぶ。豚耳醤油煮や豚足煮込みといったおつまみも充実しており、ラーメンだけでなく軽く一杯楽しみたいときにも使いやすいお店。


実食
ワンタン麺(700円)

今回注文したのはワンタン麺。
価格は700円。
正直なところ、最初は値段の安さばかり気になっていた。
ところが、実際に運ばれてきた丼を見ると印象が変わる。
ワンタンが思っていたよりもしっかり入っていたからだ。
さらにゆで卵、チャーシュー、ほうれん草、メンマ、ナルトと全く手抜き感がない。
量そのものは普通。昨今、企業が値段を据え置きながら内容量を減らす「ステルス値上げ」をする中で、値段もそのまま、量は普通であることが、むしろすごい。
普通な量であるが、ワンタンの存在感があるため満足感は高い。
スープは昔ながらの醤油味。
最近の濃厚系ラーメンとは違い、するすると飲めるタイプだった。
派手さはないが、毎日でも食べられそうな味である。
また、安いからといって手抜きをしている印象もない。
店内の清潔感もそうだが、料理からもきちんと作られていることが伝わってきた。
ご飯ものを追加すれば満腹感はかなり高くなりそうだ。
今回は見送ったが、茶碗豚カレーや茶碗チャーシュー丼も気になった。
Good & Bad
一人ランチで向いている人
・新宿で安くランチを済ませたい人
・一人で気軽にラーメンを食べたい人
・昔ながらの中華そばが好きな人
・昼休みの時間が限られている人
一人飯判定
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 入りやすさ | ★★★★★ |
| 一人客の多さ | ★★★★☆ |
| 居心地 | ★★★☆☆ |
| 店の空気 | ★★★★☆ |
| 気軽さ | ★★★★★ |

カウンターのみの店内と良心的な価格設定で、一人ランチとの相性が非常に良いため光来は「多」としたい
判定理由
店内はカウンター席のみで、利用客もほとんどが一人客だった。券売機方式で注文しやすく、提供も早い。店員との距離感も適度で、一人で静かに食事を済ませたい時には非常に使いやすい店だった。
新宿という立地でありながら700円で満足感のあるワンタン麺を食べられるのは大きな魅力だった。
一人で気軽に中華そばを食べたい時の有力候補になると思う。
店舗情報
光来とは
昭和28年(1953年)創業の老舗中華そば店。そのルーツは中野にあった中華料理店「光来軒」にあり、戦後の混乱期に「大衆中国料理を多くの人に届けたい」という思いから始まった。現在は食品メーカー「フジキン光来」が運営し、昔ながらの中華そばの味を守り続けている。実際に訪問してみると、この店の魅力は歴史そのものよりも「日常使いのしやすさ」にあると感じた。新宿にありながら中華そば500円という価格設定を維持し、派手さよりも日々食べられる一杯を提供している。長年愛されてきた理由は、流行を追い続けるのではなく、昔ながらの中華そばを気軽に食べられる場所として存在し続けているからなのかもしれない。
基本情報
店名:中華そば 光来
住所:東京都新宿区西新宿1丁目4-5
営業時間:月~土:11:00 – 15:00/17:00 – 21:00
定休日:日・祝日・第2土曜日:定休日
支払い方法:現金のみ


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