新宿三丁目 長春館(チョウシュンカン)
8月13時頃に、新宿三丁目の老舗焼肉店「長春館」を一人で利用した。注文したのは特得弁当(肉大盛)で、支払金額は2,140円。一人焼肉というとハードルが高く感じるが、実際には1階にカウンター席があり、一人客もちらほら見かけた。休日ということもあり家族連れやカップル利用が中心だったものの、一人客を受け入れる環境は整っている。一人飯判定は「多」。炭火焼肉を一人でゆっくり味わいたい人に向いている店だった。

長春館(チョウシュンカン)の外観と一人での入りやすさ
長春館は黒い看板と赤い提灯が印象的な外観だった。
「CHOUSHUNKAN」の文字がきりっと決まり、炭火の香りも漂っている。さらに店頭にはコカ・コーラの赤いベンチが置かれ、その上にはなぜか牛のオブジェが座っていた。老舗焼肉店らしい貫禄がある一方で、どこか親しみやすさも感じる。
2階部分は窓越しに客の姿が見えるため営業していることは分かりやすい。
訪問時は並びなし。待ち時間もなかった。
ただ、一人客がいるかどうかは外から確認できなかった。店から出てくる客も2人組や家族連れが多く見えたため、「焼肉屋に一人で入って大丈夫だろうか」という不安は正直あった。
特に長春館は1954年創業の老舗焼肉店。常連客やグループ利用が中心なのではないかという思い込みもあった。
しかし入店後、その不安はかなり薄れた。
1階にはカウンター席があり、一人焼肉を楽しむ同志がちらほらいる。3フロアある大型店舗ということもあり、収容力が高く、一人客だから肩身が狭いという雰囲気は感じなかった。
店内風景と一人焼肉の空気感

店内でまず印象に残ったのは清掃状態だった。
カウンター内のステンレス部分は油汚れがほとんど見当たらず、長年営業している店とは思えないほど手入れされていた。
1階にはカウンター席があり、一人客はこちらへ案内されることが多そうだった。
また、2階・3階にも席があり、2名席も見受けられた。推測ですが、利用人数や年齢層によって案内する階を調整しているのかもしれない。
客層は非常に幅広い。
20代から70代くらいまで見かけ、訪問した日曜昼は家族連れ、友人同士、カップル利用が中心だった。
一人客は「多い」というほどではないが、確実に存在している。
店内には紙の箸袋や皿に毛筆調の「長春館」の文字が入り、昭和から続く老舗らしい雰囲気がある。肉を焼く音と会話が自然に混ざり合い、焼肉店らしい空気だった。
そんなかんなで、一人で座っていて浮くことはなかった。
一人焼肉注文
注文は席に着いてから行う方式で、券売機やQRコード注文ではなく、テーブルで店員に直接注文するスタイルとなっている。そのため、来店後に周囲の食べているものを横目で見ながら、メニューを見て、ゆっくり選べる点は安心感がある。
炭火焼肉店ということもあり、メニュー数は比較的多い。初めて利用する場合は、どのランチメニューを選ぶか少し迷うかもしれない。
今回注文したのは「特得弁当(肉大盛)」で、注文からおよそ3分後には炭火の網がセットされた。
提供までの流れはスムーズで、待たされる印象はなかった。
一方で、支払い方法については注意が必要だ。
訪問時は、クレジットカード決済代行会社「全東信」の破産手続開始決定の影響により、現金のみの対応となっていた。今後変更される可能性もあるため、キャッシュレス決済を利用したい場合は事前に確認しておくと安心だろう。
一人利用の観点では、注文方法そのものに難しさはない。むしろ自分のペースでメニューを選べるため利用しやすい。ただし、メニューの選択肢が豊富な分、注文内容を決めるまでには多少時間がかかる可能性がある。
長春館(チョウシュウカン)のランチメニュー ※週末のみ

焼肉ランチは1,000円前後から楽しめ、和牛カルビ定食(1,820円)やハラミ定食(1,410円)、焼肉弁当(1,100円)など豊富なラインナップ。
焼肉系メニューは肉大盛りにも対応しており、しっかり食べたい人にもおすすめ。
ライス・スープ・サラダ・キムチ・ナムル付きで、韓国のりは100円追加。ライス大盛りは50円増し、おかわりは100円となっている。
また、ご飯ものや麺類も充実しており、カルビクッパ(1,050円)、テグタンクッパ(1,100円)、石焼風の目玉焼き乗せビビンバ(960円)、チゲ鍋定食(1,100円)、和牛カルビ丼(1,690円)などを提供。冷麺は1,000円で、大盛りは1,230円、スモールサイズは870円と好みに合わせて選ぶことができる。
一人焼肉実食
特得弁当(肉大盛) 2,140円

今回注文したのは特得弁当の肉大盛。
ランチ価格として見ると2,140円は決して安くない。
ただ、実際に食べてみると「少し高いかも」という印象は途中で消えた。
長春館は炭火焼が特徴で、肉を焼くたびに香ばしい香りが立ち上がる。
肉そのものの満足感も高く、さすが長年続く人気店だと感じた。
量はかなり多め

ご飯は大盛りと普通盛りで大きな差は感じなかったものの、肉大盛りを選んだことで十分な満足感が得られた。ボリューム重視であれば、ご飯よりも肉を増量するほうが満足度は高いかもしれない。
また、焼肉店のため自分で焼く手間はあるが、その分、自分のペースで食事を進められる。一人利用でも周囲に気を遣う場面は少なく、落ち着いて食べられる環境だった。
さらに、一人であれば焼き加減も食べるスピードも自由に調整できる。誰かに合わせる必要がないため、炭火焼肉そのものをじっくり楽しめるのは一人利用ならではの魅力といえる。

Good & Bad
一人ランチで向いている人
・一人で本格的な炭火焼肉を楽しみたい人
・休日に少し贅沢なランチをしたい人
・一人焼肉に挑戦してみたい人
・老舗の焼肉店を体験してみたい人
最終結論
一人飯判定
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 入りやすさ | ★★☆☆☆ |
| 一人客の多さ | ★★★☆☆ |
| 居心地 | ★★★★☆ |
| 店の空気 | ★★★★☆ |
| 気軽さ | ★★★☆☆ |
判定理由
焼肉という業態だけを見ると一人利用の心理的ハードルは高い。しかし実際には1階にカウンター席があり、一人客も一定数利用していた。大型店舗で席数にも余裕があり、一人だから歓迎されていないと感じる場面もなかった。気軽さは専門店ゆえにやや低いが、一人焼肉店として見ると利用しやすい部類だと思う。
総括

一人客向けのカウンター席が用意され、老舗ながら一人利用を自然に受け入れているため長春館(チョウシュウカン)は多としたい
焼肉店というだけで入店をためらう人もいるかもしれないが、実際はそこまで構える必要はなかった。新宿三丁目で炭火焼肉を一人で楽しみたいなら有力な選択肢になると思う。
店舗情報
長春館は
新宿三丁目に店を構える長春館は、1954年(昭和29年)創業の老舗焼肉店である。創業当初は新宿駅南口近くの小さな店舗からスタートし、わずか4卓ほどの規模だったといわれる。味の良さが評判を呼び、とくに当時のタクシー運転手たちの口コミによって人気が広がり、やがて新宿を代表する焼肉店の一軒へと成長した。新宿南口の再開発に伴い現在の新宿三丁目へ移転し、以来70年以上にわたり街の変遷を見守りながら営業を続けている。
長春館は東京最古級の焼肉店のひとつとして知られ、炭火焼肉へのこだわりを今も大切に守り続けている。公式サイトでも真っ赤に熾った備長炭の写真を掲げており、炭火こそが店の象徴であることがうかがえる。長年受け継がれてきた秘伝のタレと炭火の香ばしさが生み出す味わいは、多くの常連客を魅了してきた。
また、営業時間にも時代の変化が見られる。以前は全曜日で昼から営業し、平日は深夜0時30分頃まで、金・土曜日は翌1時頃まで営業していた時期があったが、2026年6月28日からは月曜から木曜・祝日は16時30分から23時まで、金曜から日曜は11時30分から23時までの営業へ変更された。長い歴史の中で営業スタイルを柔軟に変化させながらも、創業以来変わらぬ炭火焼肉の味を守り続けていることが、長春館が多くの人々に愛される理由である
基本情報
店名:長春館
住所:東京都新宿区新宿3-8-10
営業時間 ※1月1日のみ休業
月~木:16:30~23:00
金~日:11:30~23:00※
支払い方法
現在は現金のみ(※26年8月時点)


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