札幌らーめん 北の大地
新宿三丁目でランチに迷ったら、札幌らーめん北の大地の辛味味噌つけ麺という選択があります。白味噌ベースのつけ汁は重すぎず、辛味は輪郭を整える役割。80年代歌謡曲が流れる店内で、味と空気のバランスを楽しむ一杯でした。


「北の大地」は、店頭に「創業 昭和47年(1972年)」と明記されている。 これが公式に確認できる創業年となる。
店の味の源流は、銀座すずらん通りの札幌ラーメン《石狩》にある。 北の大地はその流れを受け継ぎ、新宿で営業を続けてきた。
2019年にはビル老朽化により恵比寿へ移転し、 2022年に再び新宿三丁目へ戻って営業を再開した。創業者名や運営会社名は公表されておらず、 公式情報として確認できるのは 創業年・系譜・移転の経緯 のみである。
北の大地の外観と一人ランチの入りやすさ
店は新宿三丁目の雑居ビル1Fにあり、いわゆる都市型のラーメン店という見た目だ。
まず、入口は横にスライドさせる引き戸で、そのため外から店内の様子ははっきりとは見えない。
とはいえ、訪問した平日14時でも5人ほど並んでおり、軽く行列はできていた。しかし流れ自体は早く、長時間待たされる雰囲気ではない。
さらに並んでいる間にメニューを渡されるため、待ち時間の無駄は少ない。
一方で外からは一人客の有無が判断しづらく、「一人で入っていい空気か」は少し読みづらい。
そのうえ一人で入ろうとすると、並び+中が見えない構造のせいで、一瞬だけ足が止まる。
北の大地の店内風景と注文

店内は横に細長い造りで、入口右にレジ、左にカウンター席というシンプルな構成だ。
さらに奥にはテーブル席が1卓あり、仕切りによって2人ずつ座れる形になっている。
また清潔感はラーメン店としては標準以上で、黒Tシャツと黒帽子で統一されたスタッフの雰囲気が、空間全体にまとまりを生んでいる。
一方でカウンター席があるため一人でも座れるものの、通路はやや狭く、荷物があると移動時に身体を細くする必要がある。
とはいえ一人客は「ちらほら」といった印象で、完全に一人専用という空気ではない。
つまり、客層は男性一人客と少人数グループが混在している。
そして店内には80年代の歌謡曲が流れており、調理音と合わさることで、ラーメン店らしい雑多さがほどよく漂っている。
注文は並び中に口頭で行い、食後にレジで現金払い。提供は約3分とかなり早く、着席後の待ち時間はほぼない。


実食レポート
辛味噌つけ麺の第一印象


並んでいる間に注文していることもあり、出てくるまでの時間はカップラーメンと同じ3分と、あっという間だった。
さて、北の大地の辛味味噌つけ麺は、「辛さで押す」というより、味噌に輪郭をつける役割として辛味が効いている。
ベースは通常の味噌つけ麺と同じ白味噌系と思われるが、そこに辛味を足すことで、全体の印象がぐっと引き締まる。
唐辛子由来と思われるピリッとした刺激はあるが、口の中が痛くなるほど強い辛さではない。
辛さとしては、ちょうどよい、といった感じだ。
麺とつけ汁
麺は中太で、表面はつるっとしているが、中には程よく芯が残るタイプ。
持ち上げたときの見た目はいかにも札幌ラーメンの系譜を感じさせるが、噛んだときの印象は重たくない。
ちなみに、麺は“プリプリ中華麺”と“厚皮餃子の皮”で地元に愛される製麺所、関屋城南食品の麺である。
つけ汁が濃すぎない分、麺そのものの食感が素直に伝わってくる。
つけ汁は白味噌ベースに辛味を加えたもの。
ドロっとした濃厚系ではなく、さらっとした口当たりで、麺をくぐらせるたびに味噌と辛味が段階的に乗ってくる。
味噌つけ麺について


つけ麺間宮さんが注文した辛味を加えない通常の味噌つけ麺は、全体の印象がより穏やかで、白味噌のやさしさが前に出る。
つけ汁は同じくさらっとしたタイプで、コクはあるが主張は強すぎない。
刺激や変化を求めるなら辛味味噌、
味噌そのものを落ち着いて味わうなら通常のつけ麺。
北の大地のつけ麺は、その差がわかりやすく用意されているのが印象的だ。
味はバランス型で食べやすいが、強いインパクトは控えめ
Good&Bad
一人ランチで向いている人
・並びを許容しつつ、回転の早さでストレスなく食べたい人
・初見で店内が見えなくても構わず入れる人
・辛さよりも味噌のバランスを意識して食べたい人
・食後に長居せず、短時間で食事を済ませたい人

並びと視認性の弱さはあるが回転が早く一人でも成立しやすいため北の大地は多としたい
店舗情報
店名:らーめん 北の大地 新宿店
住所:東京都新宿区新宿3-28-2 フクモトビル1F
最寄駅:東京メトロ丸ノ内線・副都心線 新宿三丁目駅 徒歩約1分
JR 新宿駅 東口 徒歩約5分
営業時間:11:00〜23:00
支払い方法:現金のみ
席構成:カウンター席・テーブル席あり


コメント