新大久保 ヨプの王豚塩焼
平日19時に一人で訪問しました。外観は広告のように派手で入りやすさに迷いがありますが、店内は満席に近い人気店です。熟成サムギョプサルは1人前1,880円で厚みと脂の甘みが特徴でした。焼きは店員対応で食事に集中できます。一人利用は可能ですが、空気はグループ寄りで慣れが必要です。価格は一人で一通り頼むと4,000〜5,000円台です。
新大久保グルメ
ヨプの王豚塩焼に入店したきっかけ

熟成豚スタイル誕生の背景
「ヨプの王豚塩焼」は、韓国で一般的な “熟成肉文化”を日本に広げたい という思いから始まった焼肉店だとされている。運営会社は 株式会社YOPU で、韓国料理店の経営を手がけてきた代表 ジョ・ソンヨプ氏(Jo Seong-yop) が、「豚肉こそ熟成で旨くなる」という信念のもと立ち上げたブランドだという。
ソンヨプ氏は公式HPの映像でも 店頭で陣頭指揮をとり、積極的に接客している姿 が確認でき、ブランドの世界観と品質管理を自ら示しているのが印象的だ。
店名の 「ヨプ」 に関しては、公式な語源の説明は見つからないものの、社長名 “ソンヨプ(Seong-yop)” がそのままブランド名に取り入れられている可能性が非常に高い。推測ではあるが、「ヨプ」は社長の名前から採られた と考えると整合性が高く、おそらくその線が最も濃厚だ(推測)。
ブランドは新大久保を中心に店舗を増やし、現在では複数店舗を展開している。2024~2025年には 吉祥寺にも新店 がオープンし、都市圏以外にも勢力を広げつつある。
店のコンセプトは一貫して 「熟成豚肉の旨みを最大限に引き出す」 という点にあり、ショーケースで見せる熟成肉や、スタッフが焼き上げるスタイルもその価値観を体現している。理念と現場が一致しているブランドという印象が強い。
ヨプの王豚塩焼外観と一人での入りやすさ
店の前に立つと、まず「熟成」「野菜無料」といった文字や大きな肉写真が目に入り、その結果店名よりも販促の存在感が強い印象を受ける。 一方で、外からは店内の様子がほとんど見えず、混雑具合はエレベーターに乗らない限りわからない構造になっている。
訪問時は満席状態だったものの、並びは発生しておらず、むしろ予約客が多い印象だった。
また、一人客がいるかどうかは外から確認できない。 そのため「一人で入って大丈夫か」を判断する材料が少なく、心理的には一歩ためらいやすい。
さらに、エレベーターを上がるとすぐ店内につながっているため、いわば逃げ場がない構造になっている。
店内風景
店内は油汚れこそあるものの、とはいえ不潔ではなく、焼肉店としては標準的な清潔感だ。 カウンター席はなく、すべて4人テーブルで構成されており、結果として一人で来るとテーブル席をそのまま使う形になる。
一人客の割合はほぼ皆無で、むしろ20〜30代のグループ利用が中心。 店内は鉄板の音と会話が重なり、そのためやや騒がしい雰囲気になっている。
注文は卓上メニューを見てスタッフに直接伝える方式で、続いて提供も比較的早い。 肉の焼きはスタッフが担当してくれるため、その分食事に集中しやすいが、空気としては会話前提の雰囲気が強い。

ヨプの王豚塩焼のメニュー表 ※2026年2月時点
🥩 熟成肉
| 商品名 | 価格 |
|---|---|
| 熟成サムギョプサルセット | 1,880円(税込) |
| 熟成肩ロースセット | 1,980円(税込) |
| 熟成豚トロセット | 1,980円(税込) |
| 熟成ハラミセット | 1,980円(税込) |
| 熟成希少部位セット(数量限定) | 1,980円(税込) |
| ※最初のオーダーは2人前からお願いします。 | |
| 焼きチーズ | 1,280円(税込) |
| 追加ミョンイナムル | 680円(税込) |
| にんにくのごま油焼き | 580円(税込) |
🔥 鉄板炒め料理
| 商品名 | 価格 |
|---|---|
| チュクミ炒め | 2,280円(税込) |
| チュクミサムギョプサル | 2,180円(税込) |
| オサムブルコギ | 1,980円(税込) |
| チーズダッカルビ | 1,880円(税込) |
| イカ炒め | 1,680円(税込) |
| タコ炒め | 1,680円(税込) |
| 豚肉炒め | 1,680円(税込) |
サムギョプサル 実食レポ
熟成豚を最も美味しく感じた瞬間
注文を終えると、テーブルの上に “バンチャ” と呼ばれる小皿料理が次々に置かれていった。韓国料理では定番のサービスだけれど、ここでは 見慣れない小皿も混ざっていてワクワクする。キムチやナムルでもなく漬け物のようなものばかり、聞くと肉と一緒に食べるとサッパリするという。肉が焼けるまでの時間も退屈しないと思っていたけど、肉を待つことに。

肉は店員さんが 焼いてくれるスタイル で、鉄板が温まり始めると同時に 熟成豚の脂がじゅわっと溶けていき、香りだけで期待が一気に高まる。熟成しているからか火の通りも早く、焼き上がったところで 「まずは塩で」 とすすめられる。アンデス山脈・標高3,700mの湖から採取された、世界でも有数の汚染の少ない天然塩 を使っているとのこと。ただ、塩分の取りすぎも気になり、ちょんちょんと軽くつけて味わったが、本当はしっかりまとわせたほうが良さが出る のだろう。
残りのつけダレを楽しむことで味が変わり飽きない。

サムギョプサル は熟成ならではの旨みが濃く、外はカリッと、中はしっとり。まずは塩で食べたくなる甘みがある。
豚トロ はしっかりした歯ごたえで、噛むたびに脂のコクが広がる。
肩ロース は赤身の旨みが際立ち、3種類の中でも一番バランスの良い一本。


実食ー肉からの締めに向かって
スンドゥブチゲ は辛さ控えめで海鮮だしが効いたタイプ。大きめの豆腐が食べごたえを生んでくれ、肉の合間にちょうど良いリセットになる。間宮さんも吉岡さんもこれを高く評価していて、辛さが得意でなくても食べやすい味。
ケランチム はふわふわで出汁がしっかり効いた韓国式茶碗蒸し。上に トビッコ がのっているのが特徴で、卵のやわらかさの中にプチプチとした食感がアクセントになる。鉄鍋の余熱で最後まで温かい。
冷麺 は細麺でコシがあり、後半にぴったりのさっぱりタイプ。甘めのスープが肉の余韻をすっと流してくれる。



新大久保の“日本初上陸”を調べてみたー看板に隠れた真意
外観を見ると大きく 「日本初上陸!」 と書かれていて、一瞬、韓国の人気チェーンが日本に進出したのかと思ってしまう。ところが実際に同じ名前の店舗を韓国で探しても見つからない。韓国の検索サイト NAVER でもヒットせず、韓国の友人 ジェヒョンさん に確認しても 「韓国には同名の店は存在しない」 との返答だった。
運営会社の 株式会社YOPU を調べていくと、韓国に店舗はなく、日本に本社を置く韓国人経営の会社 だということがわかった。では、この “日本初上陸” とは何を指しているのか。その真偽を確かめるため、公式のプレスリリース まで確認したところ、答えは明確だった。
「本場韓国で人気の“厚さ3.5cm熟成豚”のスタイルが日本初上陸」
──つまり、“ブランドそのもの”が韓国から来たのではなく、“スタイルそのもの” が日本で初めて導入された、という意味だった。
誤解を招く余地はあるが、表現として完全な虚偽というわけではない。ただ、看板だけを見れば 「韓国チェーンの上陸」と誤認してしまう 人も多いはずで、そのあたりは狙いも含めて ブランド戦略の一部 なのだろうと感じた。
Good&Bad
一人ディナーで向いている人

外観判断しづらく空気はグループ寄りだが焼きストレスがないためおすすめだが、一人ではヨプの王豚塩焼は少としたい
アクセスと店舗情報
熟成肉専門店 ヨプの王豚塩焼 新大久保本店
住所:東京都新宿区大久保1-16-21
最寄り駅:JR「新大久保駅」徒歩3分/JR総武線「大久保駅」徒歩8分
営業時間:ランチ:11:00〜15:00/ディナー:15:00〜24:00(L.O 23:00、ドリンクL.O 23:30)
支払い方法:現金/クレジットカード/電子マネー
席数:120席
周辺環境:新大久保コリアンタウン中心エリア。韓国食材店、コスメ店、K-POPショップが密集し街歩きにも最適。


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