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新大久保 サムギョプサル|ヨプの王豚塩焼 熟成肉の旨さと店の覚悟


「われこそは、劉皇叔の義弟、燕人張飛である。

すみやかに寄って、いさぎよく勝負を決しろ。」

吉川英治『三国志』「長坂橋」章

新大久保でサムギョプサルを探している人に「ヨプの王豚塩焼 新大久保本店」を実食レビュー。

新大久保で迷わず美味しいサムギョプサルを食べたい人、熟成肉の魅力を知りたい人、店選びで失敗したくない人に役立つ内容になっています。

厚さ3.5cmの熟成サムギョプサル、店内の雰囲気、メニューの選び方、そして「日本初上陸」の真意まで徹底的に調べた街歩き食レポです。


新大久保グルメ|ヨプの王豚塩焼に入店したきっかけ

ヨプの豚王塩焼新大久保本店の外観
外観写真 店名より文字や写真が目立つ

夜に外食することはあまりないのだけれど、先日新大久保を歩いていた時、間宮さんが「行きたい店がある」と言うので付き合うことにした。店名は「熟成豚肉 ヨプの王豚塩焼」。名前を見ただけでコンセプトが伝わってくる一方で、そもそも“熟成豚肉とは何なのか”は、実際に行ってみないとわからない。

夜の時間帯ということもあり、事前に席だけ予約を入れることにした。コース料理も用意されていたが、やや割高な印象もあり、まずはお店の雰囲気を見てから単品にするか決めれば良い、という話になり、予約だけ済ませて向かうことにした。


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こちらから👉予約熟成肉専門店 ヨプの王豚塩焼 予約

新大久保サムギョプサル|広告のような派手な外観と店内の様子

店の前に到着すると、まず目に飛び込んでくるのは 「外観というより、ひとつの大きな広告」 のような派手さだった。看板には店名もあるのだけれど、それよりも 「熟成」「野菜無料」 といった文字やサムギョプサルの写真が前面に押し出されていて、情報量がとにかく多い。新大久保らしい勢いのある外観だ。

4人乗りの小さめのエレベーターで上階へ向かうと、扉が開いた瞬間に もう店内。いわゆる店頭スペースはほとんどなく、すぐにスタッフさんの案内が始まる。右側には 熟成豚肉を保管しているショーケース があり、その隣には 「野菜無料」と書かれたサイネージ が光っている。

ヨプの王豚塩焼 熟成肉室と野菜のショーケース
野菜はこちらのケースから食べれる分だけ選ぶセルフサービス

左手に進むとテーブル席が広がっていて、中央に4卓、奥に5卓の 合計9卓。すべて4人がけのテーブルで構成されている。到着したタイミングではすでに 満席 で、事前に予約しておいて正解だったと思う。なお、中央のテーブル席は少し隣との距離が近いため、落ち着いて食べたいなら窓側が良い。予約時に席を指定するとゆっくり過ごせそうだ。


新大久保サムギョプサル注文記|コースか単品か迷った理由

メニューを開いてまず迷ったのが、コースを選ぶか単品で頼むかだった。正直なところ、今回はいろいろな韓国料理を幅広く食べたいというより、熟成豚肉を中心にしっかり味わいたい気分。そう考えると、コースの中には食べないまま終わりそうな料理も多い。

実際、Aセット(熟成サムギョプサルセット)は全8品で3,980円(税込)。キムチ盛り、ナムル盛り、チャプチェ、トッポギ、チヂミ、チゲ、ご飯(+220円でおにぎり変更可)まで付いてくる内容だが、ここに飲み物を追加すると1人で6,000円近くになる計算。美味しそうではあるけれど、「今日は肉メインでいいよね」という気持ちが勝った。

間宮さんにも「値段より、好きなものを選んだほうが満足度高いよね」と話して、今回はコースをあえて選ばず、単品を中心に好きなものだけ注文することにし、サムギョプサル、豚トロ、豚肩ロース。スンドゥブチゲ、ケランチム、冷麺を頼んだ。

ヨプの王豚塩焼のメニュー表 ※2026年2月時点

🥩 熟成肉

商品名価格
熟成サムギョプサルセット1,880円(税込)
熟成肩ロースセット1,980円(税込)
熟成豚トロセット1,980円(税込)
熟成ハラミセット1,980円(税込)
熟成希少部位セット(数量限定)1,980円(税込)
※最初のオーダーは2人前からお願いします。
焼きチーズ1,280円(税込)
追加ミョンイナムル680円(税込)
にんにくのごま油焼き580円(税込)

🔥 鉄板炒め料理

商品名価格
チュクミ炒め2,280円(税込)
チュクミサムギョプサル2,180円(税込)
オサムブルコギ1,980円(税込)
チーズダッカルビ1,880円(税込)
イカ炒め1,680円(税込)
タコ炒め1,680円(税込)
豚肉炒め1,680円(税込)

🍲 チゲ・🍜 スープ

商品名価格
味噌チゲ1,280円(税込)
キムチチゲ1,280円(税込)
海鮮スンドゥブチゲ1,280円(税込)
ホルモンスンドゥブチゲ1,580円(税込)
ヘジャンク1,580円(税込)
ソルロンタン1,580円(税込)
コムタン1,580円(税込)

🥞 チヂミ

商品名価格
野菜チヂミ1,380円(税込)
チーズキムチチヂミ1,380円(税込)
海鮮キムチチヂミ1,880円(税込)
海鮮ネギチヂミ1,950円(税込)

🍲 鍋料理

商品名価格
プデチゲ3,980円(税込)
野菜たっぷり熟成プルコギチョンゴル4,280円(税込)
ナッコプセ4,480円(税込)
チュコプセ4,480円(税込)

🔥 トッポギ

商品名価格
トッポギ1,280円(税込)
チーズトッポギ1,480円(税込)
ラッポギ1,580円(税込)
チーズラッポギ1,680円(税込)
海鮮チーズトッポギ1,780円(税込)

🍚 ご飯・ビビンパ

商品名価格
ビビンパ1,280円(税込)
石焼ビビンパ1,480円(税込)
プルコギ石焼ビビンパ1,580円(税込)
タコ石焼ビビンパ1,580円(税込)
イカ石焼ビビンパ1,580円(税込)
豚肉石焼ビビンパ1,580円(税込)
とびっこチュクミ石焼ビビンパ1,680円(税込)

🍙 おにぎり

商品名価格
とびっこおにぎり1,080円(税込)
チャンジャおにぎり1,080円(税込)
ツナマヨおにぎり1,080円(税込)
スパムマヨおにぎり1,080円(税込)
おにぎり卵焼き1,580円(税込)

🍜 麺料理

商品名価格
海鮮チャンポンラーメン1,580円(税込)
ビビンカルグクス1,280円(税込)
キムチビビン麺1,080円(税込)
水冷麺1,080円(税込)
ビビン冷麺1,080円(税込)
モミル冷麺1,080円(税込)

🍽 一品料理

商品名価格
チャプチェ1,280円(税込)
とびっこのせふわふわ卵チム1,080円(税込)
ヤンニョムケジャン1,080円(税込)
ブルコギ1,650円(税込)
オサムブルコギ1,980円(税込)

🥗 サイドオーダー

商品名価格
キムチ盛り合わせ1,080円(税込)
韓国式焼き味噌780円(税込)
えごまの葉580円(税込)
韓国式ネギサラダ980円(税込)
シーザーサラダ1,280円(税込)
韓国のり380円(税込)
チャンジャ880円(税込)
ナムル盛り合わせ1,080円(税込)

ヨプの王豚塩焼の歴史|熟成豚スタイル誕生の背景

ヨプの王豚塩焼」は、韓国で一般的な “熟成肉文化”を日本に広げたい という思いから始まった焼肉店だとされている。運営会社は 株式会社YOPU で、韓国料理店の経営を手がけてきた代表 ジョ・ソンヨプ氏(Jo Seong-yop) が、「豚肉こそ熟成で旨くなる」という信念のもと立ち上げたブランドだという。

株式会社YOPU で、韓国料理店の経営を手がけてきた代表 ジョ・ソンヨプ氏(Jo Seong-yop)
韓国国営放送で取り上げられ流れた映像に社長が出演している

ソンヨプ氏は公式HPの映像でも 店頭で陣頭指揮をとり、積極的に接客している姿 が確認でき、ブランドの世界観と品質管理を自ら示しているのが印象的だ。

店名の 「ヨプ」 に関しては、公式な語源の説明は見つからないものの、社長名 “ソンヨプ(Seong-yop)” がそのままブランド名に取り入れられている可能性が非常に高い。推測ではあるが、「ヨプ」は社長の名前から採られた と考えると整合性が高く、おそらくその線が最も濃厚だ(推測)。

ブランドは新大久保を中心に店舗を増やし、現在では複数店舗を展開している。2024~2025年には 吉祥寺にも新店 がオープンし、都市圏以外にも勢力を広げつつある。

店のコンセプトは一貫して 「熟成豚肉の旨みを最大限に引き出す」 という点にあり、ショーケースで見せる熟成肉や、スタッフが焼き上げるスタイルもその価値観を体現している。理念と現場が一致しているブランドという印象が強い。


新大久保グルメ実食レポ|熟成豚を最も美味しく感じた瞬間

注文を終えると、テーブルの上に “バンチャ” と呼ばれる小皿料理が次々に置かれていった。韓国料理では定番のサービスだけれど、ここでは 見慣れない小皿も混ざっていてワクワクする。キムチやナムルでもなく漬け物のようなものばかり、聞くと肉と一緒に食べるとサッパリするという。肉が焼けるまでの時間も退屈しないと思っていたけど、肉を待つことに。

ヨプの王豚塩焼で出てくるバンチャの画像

肉は店員さんが 焼いてくれるスタイル で、鉄板が温まり始めると同時に 熟成豚の脂がじゅわっと溶けていき、香りだけで期待が一気に高まる。熟成しているからか火の通りも早く、焼き上がったところで 「まずは塩で」 とすすめられる。アンデス山脈・標高3,700mの湖から採取された、世界でも有数の汚染の少ない天然塩 を使っているとのこと。ただ、塩分の取りすぎも気になり、ちょんちょんと軽くつけて味わったが、本当はしっかりまとわせたほうが良さが出る のだろう。

残りのつけダレを楽しむことで味が変わり飽きない。

ヨプの王豚塩焼の熟成肉につけるコチュジャン、ワサビ、イワシタレ
コチュジャン、ワサビ、イワシタレ

サムギョプサル は熟成ならではの旨みが濃く、外はカリッと、中はしっとり。まずは塩で食べたくなる甘みがある。
豚トロ はしっかりした歯ごたえで、噛むたびに脂のコクが広がる。
肩ロース は赤身の旨みが際立ち、3種類の中でも一番バランスの良い一本。

ヨプの王豚塩焼の熟成サムギョプサル3.5cmのこだわり
3.5㎝の厚さの熟成肉
ヨプの王豚塩焼の熟成サムギョプサル3.5cmのこだわり
サムギョプサル

実食ー肉からの締めに向かって

スンドゥブチゲ は辛さ控えめで海鮮だしが効いたタイプ。大きめの豆腐が食べごたえを生んでくれ、肉の合間にちょうど良いリセットになる。間宮さんも吉岡さんもこれを高く評価していて、辛さが得意でなくても食べやすい味

ケランチム はふわふわで出汁がしっかり効いた韓国式茶碗蒸し。上に トビッコ がのっているのが特徴で、卵のやわらかさの中にプチプチとした食感がアクセントになる。鉄鍋の余熱で最後まで温かい。

冷麺 は細麺でコシがあり、後半にぴったりのさっぱりタイプ。甘めのスープが肉の余韻をすっと流してくれる。

ヨプの王豚塩焼のケランチム。トビっこが山盛写真
ケランチム

ヨプの王豚塩焼の味噌チゲ
スンドゥブチゲ 甘辛く非常においしい

ヨプの王豚塩焼の冷麺の写真
麺といい氷の感じといい韓国での食べる冷麺と遜色ない


オンライン(楽天市場)でも販売しているという ※このリンクは広告です


新大久保の“日本初上陸”を調べてみた|看板に隠れた真意

外観を見ると大きく 「日本初上陸!」 と書かれていて、一瞬、韓国の人気チェーンが日本に進出したのかと思ってしまう。ところが実際に同じ名前の店舗を韓国で探しても見つからない。韓国の検索サイト NAVER でもヒットせず、韓国の友人 ジェヒョンさん に確認しても 「韓国には同名の店は存在しない」 との返答だった。

運営会社の 株式会社YOPU を調べていくと、韓国に店舗はなく、日本に本社を置く韓国人経営の会社 だということがわかった。では、この “日本初上陸” とは何を指しているのか。その真偽を確かめるため、公式のプレスリリース まで確認したところ、答えは明確だった。

「本場韓国で人気の“厚さ3.5cm熟成豚”のスタイルが日本初上陸」
──つまり、“ブランドそのもの”が韓国から来たのではなく、“スタイルそのもの” が日本で初めて導入された、という意味だった。

誤解を招く余地はあるが、表現として完全な虚偽というわけではない。ただ、看板だけを見れば 「韓国チェーンの上陸」と誤認してしまう 人も多いはずで、そのあたりは狙いも含めて ブランド戦略の一部 なのだろうと感じた。


訪問後記|張飛の名言に重ねた“覚悟”の話

われこそは、劉皇叔の義弟、燕人張飛である。

すみやかに寄って、いさぎよく勝負を決しろ。

吉川英治『三国志』「長坂橋」章

この言葉は、長坂橋にただ一騎で立ちふさがった張飛が、曹操軍十万に向かって放った名台詞。

この場面は、三国志の中でも特に有名で、張飛の大喝が“誇張を含みながらも英雄像を形作った象徴的な出来事”として知られている。
張飛の怒号ひとつで曹操軍が怯んだと描かれるが、それは単なる脚色ではなく、その誇張の背景に“死を覚悟した張飛の決意”があったからこそ物語として成立している

ヨプの王豚塩焼の外観に躍る 「日本初上陸」 を確認していくにつれて、この場面が重なった。

韓国に同名の店はなく、ブランド自体が韓国から来たわけではない。その中で「初上陸」というやや誤解を与えかねない表現を使い、人を魅了する。

それでも、“本場の熟成豚スタイルで食べてみよ”という意思表示があの看板に込められている。

張飛の一喝も、ヨプの看板も、勢いだけに見えてその裏には 覚悟がある
誇張は、覚悟があるときにだけ“力”になる。
今回の訪問は、味だけでなく、そうした“押し出しの強さ”に触れた時間でもあった。


アクセスと店舗情報

熟成肉専門店 ヨプの王豚塩焼 新大久保本店

住所:東京都新宿区大久保1-16-21

最寄り駅:JR「新大久保駅」徒歩3分/JR総武線「大久保駅」徒歩8分

営業時間:ランチ:11:00〜15:00/ディナー:15:00〜24:00(L.O 23:00、ドリンクL.O 23:30)

支払い方法:現金/クレジットカード/電子マネー

席数:120席

周辺環境:新大久保コリアンタウン中心エリア。韓国食材店、コスメ店、K-POPショップが密集し街歩きにも最適。

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