新大久保 韓国料理店|焼肉ABC食べ放題。
新大久保で数ある韓国焼肉の食べ放題から、焼肉ABCを訪れました。初訪問で選んだのは、あえて最上位ではなく55品の基本コース。牛焼肉を中心に、派手さよりも土台を大切にする構成が、この店の姿勢を静かに伝えてきます。食べ放題という言葉に引っ張られず、まずは基本を味わう。その選択から見えてきた、この店の軸を綴ります。
「仕事には知恵も大事、才能も大事。しかし、もっと大事なことは、 些細 と思われること、平凡と思われることも、おろそかにしない心がけである。むつかしいことはできても、平凡なことはできないというのは、本当の仕事をする姿ではない。
道をひらくー松下幸之助著 PHP研究所
些細なこと、平凡なこと、それを積み重ね積み重ねきて、そのうえに自分の知恵と体験とを加えてゆく。それではじめて、あぶなげのない信頼感が得られるというものであろう。
賽の河原 の小石はくずれても、仕事の小石はくずれない。」
入店きっかけ・理由
新大久保で“食べ放題”に向き合うことになった理由
この店を知ったきっかけは、先々月に行ったマジャンドンのインスタだった。そこに姉妹店がオープンする、ということが書かれていた。マジャンドンは実際においしかったので、ぜひ一度行きたいと思っていたところ、ちょうど間宮さんが誕生日のお祝いをしてくれるという話が出た。
さらに、吉岡さんから「最近、新大久保では食べ放題のシステムを採用する店が急増しているので、ぜひ行ってみてください」と言われたことも重なり、タイミングが一気にそろった。
ただ、入店前の気持ちは手放しで前向き、というわけではなかった。
結局、食べ放題といっても、そこまで食べないのではないか?
食べ放題となると味は落ちるのではないか?コスパは見合うのか?
そんな不安もあった。
ただ、行かなければその不安が的中なのか、杞憂なのかはわからない。間宮さんのおごりだということもあり、ここは体験をしてみようと入ることにした。
店内描写&注文の場面


最初に目を奪われる装飾
店内に入るとまず目に飛び込んでくるのは、黒地に金色の孔雀や花々を描いた大きな装飾パネルです。光を受けてわずかに反射する質感があり、まるで漆芸や螺鈿細工を思わせる重厚な存在感があります。孔雀の羽は細かい線で描かれ、花や木々のモチーフとともに、空間に華やかさと静かな気品を与えています。
その右側には、同じテイストの小さめの孔雀パネルが階段横の壁に掛けられており、店全体の世界観を統一しています。
ブランドを感じさせる演出
階段は木製の踏み板で、蹴込み部分には黒地に白い幾何学模様が入り、段ごとに「ABC」の文字がデザインされています。階段上部には「ABC Since 2019」と掲げられ、ブランドとしてのストーリー性を感じさせます。
フロアの雰囲気と席構成
照明は暖色系で、全体を柔らかく包み込み、落ち着いた高級感のある雰囲気を演出しています。1階は4人座りのテーブルがずらりと6卓ほど並ぶ。店は3階まであるらしいが、今回は1階の案内だったので、上がどうなっているかは分からない。
注文に入る前の小さな補足
食べログを見ると、この店にはさまざまなクーポン券が用意されている。
内容は時期によって変わるようだが、事前にクーポンで予約をすることをうまく使えば、もともと手頃な食べ放題を、さらにリーズナブルな価格で利用できる可能性がある。
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食べ放題ランチのコース構成
この店のランチ食べ放題は、品数と価格で3段階に分かれている。
最も手頃なのが「55品コース」で、牛焼肉を中心に基本的なメニューを楽しめる。価格は3,278円(税込)。
中間の「85品コース」は、韓国料理の要素が強まり、品数も増えて満足度が高い構成。価格は4,708円(税込)。
最上位の「99品コース」は、黒毛和牛を含む特選肉が加わり、質・量ともに最も豪華。価格は5,808円(税込)。
いずれも100分制(ラストオーダー20分前)で、ドリンク飲み放題は別料金。
品数が増えるほど、肉の質とバリエーションが段階的に上がる構成になっている。
食べ放題コースを選ぶまでの思考
単品での注文もできるらしいが、今回は食べ放題プランにし、始めてという事もあり、かつ、高いプランに行くばいくほど、投資回収がむずかしくなるので、一番、安い55品食べ放題コースにした。
間宮さんのおごりと言っても、それなりに気は遣う。ただ、いつもなぜか私がおごっていることを考えるとここでの投資回収は不可能だ。
焼肉ABC食べ放題の創業背景・歴史
フードとビューティーを軸に広がってきた会社だという
焼肉ABCを運営する株式会社B.Nは、2010年からフード事業とビューティー事業を軸に事業を展開してきた企業だという。
公式サイトでは「Years 15 Since 2010」と明記されており、飲食だけでなく、化粧品やエステといった分野も含めた複合的な事業構造を取っていることが読み取れる。
同社は「美と食を通じてお客様に特別な瞬間を提供する」ことをビジョンに掲げ、サステナブルな価値創造を目指していると公式に説明している。
韓国カルチャーと親和性の高い多ブランド展開
株式会社B.Nは、複数の飲食・スイーツ・ビューティーブランドを展開しており、その多くが韓国カルチャーと親和性の高い業態で構成されている。
公式サイト上では、「マジャンドン」「SOJU HANZAN」「YOAJUNG」、そして、SNSでバズって有名になった「10YENPAN」といったブランドが自社ブランドとして紹介されており、トレンド性と大衆性をあわせ持つ業態づくりを強みとしていることが分かる。
焼肉ABCも、そうしたフード事業群の一つとして位置づけられている店舗だと考えられる。
焼肉ABCという業態の成り立ち
焼肉ABCは、2026年春に新大久保でオープンした焼肉食べ放題専門店だという。
新大久保では豚肉中心のサムギョプサル食べ放題が主流とされてきた中で、この店は「牛焼肉を中心にした食べ放題」を掲げて登場している。
また、料理全体は新大久保で知られる「マジャンドン」の肉職人が監修しているとされている。
ちなみに、店内には「ABC Since 2019」という表記が見られるが、公式サイトおよびプレスリリースにおいて、この年号が何を指しているのかについての明確な説明は確認できなかったことも付け加えておく。
実食レポート
まずは55品コースという選択から
今回選んだのは、ランチ・ディナー共通で提供されている55品コース(3,278円・税込)。
牛バラカルビや牛ハラミを中心に、ホルモン、韓国料理の定番メニュー、野菜やご飯もの、デザートまでを含む、いわば店の“基本形”のような構成だという。
初訪問でいきなり上位コースに行くよりも、この店が何を大事にしているのかを知るには、まずここからがちょうどいい、という位置づけに見える。



牛バラカルビと牛ハラミを軸にした肉構成
口コミやコース説明を見ると、55品コースの主役は牛バラカルビと牛ハラミ。
牛バラカルビは、脂が強すぎず、網にのせると表面がすっと色づいていくタイプで、食べ放題によくある重たさは控えめだと書かれている。
ハラミは赤身寄りで、焼きすぎなければやわらかく、ただし、全体的に味が濃い。肉はいいだけに味付けはそこまで濃くなくてよいと思った。そこだけはマイナス点。改善を期待したい。
いずれも、焼肉ABCが掲げている「豚だけではない、牛焼肉中心の食べ放題」という方向性を、そのまま体現したメニュー構成だと感じられる。



ホルモンと韓国料理が緩衝材になる
肉だけが続くとペース配分に悩みがちだが、このコースにはホルモン類やチゲ・スープ、チヂミ、ご飯、麺類といった韓国料理の定番が含まれている。
食べ放題というと“量との戦い”になりやすい。ただ、こうしたサイドメニューがあることで、食べ進め方に選択肢が生まれる。この点は、初訪問者にとって安心材料の一つかもしれない。



食べ放題らしさと価格感のバランス
55品・100分・3278円という設定は新大久保では控えめで、和牛こそないものの気軽に牛焼肉を楽しめる内容だ。
まずはここで肉質やシステムに慣れ、次回に上位コースを検討する導線も描きやすい。
質と価格はまた来たいと思える水準。無論、量については言うまでもない。
名言
「仕事には知恵も大事、才能も大事。しかし、もっと大事なことは、 些細 と思われること、平凡と思われることも、おろそかにしない心がけである。むつかしいことはできても、平凡なことはできないというのは、本当の仕事をする姿ではない。
道をひらくー松下幸之助著 PHP研究所
些細なこと、平凡なこと、それを積み重ね積み重ねきて、そのうえに自分の知恵と体験とを加えてゆく。それではじめて、あぶなげのない信頼感が得られるというものであろう。
賽の河原 の小石はくずれても、仕事の小石はくずれない。」
松下幸之助は、パナソニック(旧・松下電器産業)の創業者で、「経営の神様」と呼ばれる実業家だ。幼い頃から苦労を重ね、決して恵まれた条件で始めた人ではない。
だからこそ、仕事を支えるのは派手な才能ではなく、些細で平凡に見えることを積み重ねる姿勢だ、という実感が言葉の芯にある。
この言葉が面白いのは、「知恵も才能も大事」と認めたうえで、それでも「もっと大事なこと」を平然と言い切っている点だ。
むつかしいことをやりたがる人ほど、平凡なことを疎かにしやすい。けれど本当の信頼感は、そこを崩さない人に宿る。
賽の河原の小石が崩れても、仕事の小石は崩れない、という比喩は、その積み重ねが意味を持つことへの確信に見える。
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店とのつながり
今回、焼肉ABCで選んだのは55品コースだった。上位コースに行けば、分かりやすいご褒美はあるのかもしれない。けれど、この店が何を軸にしているかを知るには、まず基本から入るのが一番早いと感じた。
牛バラカルビとハラミを中心に、ホルモンや韓国料理の定番が揃っている。目新しさで押し切るというより、土台をきちんと整え、そこから先を委ねる構成だ。些細で平凡に見える部分を崩さず積み上げる、という姿勢は、松下幸之助の言葉と妙に重なって見えた。
自分の学び
選択肢が複数あるといきなり最高級に行きたくなる、また、何か飛び道具があると思ってしまう。しかし、自分の身の丈にあった基本を徹底することが大事であることを改めて教わった気がした。間宮さんに食べ終わったとにそんな話をしたら、「何いってんですか」と一蹴された。そう、韓国の食べ放題を食べてそんなことを思っているのは私くらいであろう。
そう、韓国の食べ放題を食べながらそんなことを考えているのは、たぶん私くらいだろう。
店舗情報
店名:焼肉ABC
住所:東京都新宿区百人町2-2-2 福笑1F
最寄駅:JR新大久保駅 徒歩1分
営業時間:11:00〜24:00
定休日:無休
周辺環境:新大久保駅前のコリアンタウン中心部。人通りが多く、飲食店が密集したエリア。



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