祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
出典:『平家物語』巻第一「祇園精舎」
新宿ランチで迷ったら「ラーメン翔」がおすすめ!
西新宿の人気店で味わえるのは、看板メニューの軍鶏塩ラーメン。黄金色のスープに、鶏の旨みと塩のまろやかさが重なる一杯は、食べログ百名店にも選ばれる実力派。この記事では、入店のきっかけ・店内の雰囲気・注文体験・実食レポート・創業背景・アクセス情報まで、食べ歩き好き必見の情報をまとめました。
【食べ歩き記録】新宿ランチで人気店「翔」を選んだ理由
新宿でランチをしようとネット検索を開始。
すると、評価の高い店として目に留まったのが今回訪問した「翔」。
「何を食べたい」というよりも、今回は人気に身を委ねることに決め、口コミ評価を頼りに選択。
さらに調べると、西新宿近隣に3店舗展開している中で「本店」と記載されている店舗を発見。せっかくなら本店で味わいたいと思い、迷わず足を運ぶことに。

【注文レポート】券売機で選んだ「特製軍鶏塩ラーメン」
年季の入ったドアをガラガラっと開けると、すぐ右手に券売機がある。
事前情報では塩ラーメンが看板メニューらしい。券売機には写真付きのボタンと文字だけのボタンが並んでいて、どっちにするかちょっと迷う。
結局、近くにいた店員さんに「一番人気ってどれですか?」と聞いてみたら、返ってきた答えは「全部です」。
いや、それは求めてないんだよなと思いつつ、視線が止まったのは「まよったら、これ食べてみて」「不動のNO.1」と書かれた特製軍鶏塩ラーメン。
しかも、この日は感謝祭で麺大盛りかライス無料サービス付き。迷わず麺大盛りを選んだ。
一緒にいった間宮さんはつけ麺好きで、ブレずに「濃厚つけ麺」を注文。人気店ならではの券売機体験、ちょっとした緊張感とワクワクが入り混じる瞬間だった。

【店内レポート】オープンキッチンとカウンター席で味わう臨場感
店に入ると、左側にオープンキッチンがあって、その周りを囲むようにカウンター席が並んでいる。
右側の壁沿いにもカウンター席があって、外から見えていたのは左側だけだったから「混んでるかな」と思ったけど、壁側には余裕があってすぐ案内された。
本当は作っている様子をじっくり見たかったけど、それは次回のお楽しみとしよう。
壁には、大勝軒の山岸一雄氏と麺処ほんだの創業者・本田祐樹氏の言葉が飾られていて、ただの装飾じゃなく、日々の戒めとして掲げている感じが伝わる。
言葉を大事にする姿勢に、謙虚さと強さが同居していて、ちょっと胸に響いた。
【創業背景】ラーメン翔の歴史とこだわり
ラーメン翔は2007年4月、西新宿でオープン。
もともとは池袋のラーメン集合施設「ひかり町名作座」に数か月間出店していたという。
その後、激戦区の西新宿で路面店として再スタートしたが、当初は売上が伸びず、かなり厳しい状況だったそうだ。
転機になったのは2011年、テレビ番組「愛の貧乏脱出大作戦」への出演。麺屋こうじグループの田代浩二氏らの指導を受け、味を磨き直したことで人気店へと成長したという。
理念は「鶏の旨味を最大限に引き出すこと」。
スープは東京軍鶏・博多地鶏・京桜親鶏をベースに、豚の甘味を重ねたハイブリッド清湯。さらに4種の塩や魚介を組み合わせ、奥行きのある味わいを追求しているらしい。
麺は国産小麦を独自ブレンドした特注麺で、スープとの一体感を重視しているとのこと。こうしたこだわりが、今や「食べログ百名店」に毎年選ばれる理由だという。
【実食レポート】黄金スープと特製トッピングの衝撃

まず目に飛び込んでくるのは、澄んだ黄金色のスープ。レンゲでひと口すすると、軍鶏の旨みがじんわり広がって、塩の角が立たないまろやかな味わい。鶏だけじゃなく、豚や魚介の出汁も重なっていて、奥行きがあるのにくどさがない。ずっと飲んでいたくなるタイプだな。
麺は菅野製麺所の特製麺で、中細ストレート。やや柔らかめの仕上がりで、スープとの絡みがよく、喉越しも軽やか。特製トッピングは豪華で、鶏と豚のチャーシューが2種類、スモーキーな香りが食欲をそそる。さらに雲呑、味玉、メンマが加わって、見た目も華やか。どれも丁寧に作られていて、箸を進めるたびに満足感が増す。
全体の印象は「派手さはないけど完成度が高い一杯」。食べログ百名店に選ばれる理由がわかるなと思った。
【入店エピソード】無料サービスの魔力に負けた話
感謝祭期間中ということで、麺大盛りかライスが無料でつけられると聞いて、心が躍った。
もちろん選んだのは麺大盛り。そこまでは良かったんだけど、食べ進めるうちに「これ、けっこう多いな…」ってなる。
よくあるパターンだと、並盛が少なめで、大盛りにしてようやく普通って感じ。
でも翔は違った。本当に多い。「無料」という言葉には魔性の力がある。
普通盛で十分だったのに、「得しないと!」っていう野心が芽生えて大盛りにした結果、食後の動きに大きな制約がかかることに。
つまり、食べ過ぎてお腹が痛くなり、トイレに何度も駆け込む羽目になった。
笑えるけど、次回は普通盛でいこうと心に誓った瞬間だった。
訪問後記
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
出典:『平家物語』巻第一「祇園精舎」
平家物語の冒頭に置かれたこの一文は、どれほど栄えたものでも、その裏側では静かに“終わりの気配”が鳴り始めているという、人の世の理を語っている。
栄華の絶頂にある者ほど、その音に気づかない。むしろ「まだ大丈夫」「せっかくだし」と、ほんの少しの欲が判断を曇らせ、気づけば坂道を転がり落ちていく。
近代ではエンロン破綻も本質は同じだ。利益追求のために不正会計を重ね、巨大企業が一夜にして崩れ落ちた。欲望が理性を超えた瞬間、破滅は始まる。
そして、この“無常の鐘”はふと鳴り響くことがある。
そう、私だ。「大盛り無料ですけど、どうします?」その一言から、私の滅亡は静かに始まっていた。
無料という言葉に欲を出し、結果的にお腹に合わない量を選んでしまった。
途中で「多いな」と気づきながらも、得しないという欲望が自己を制覇し、最後は苦しみながらトイレに駆け込む羽目に。
翔からの学びは深い。
ちなみに店内に貼られていた山岸一雄氏の言葉は「人生の試練に打ち勝て」。
その言葉が、今はやけに重く響いている。
アクセスと店舗情報
- 店名:ラーメン翔 西新宿本店
- 住所:東京都新宿区西新宿7-22-34
- 最寄り駅:JR新宿駅西口 徒歩約9分、都営大江戸線新宿西口駅 徒歩約6分、西武新宿駅 徒歩約5分
- 営業時間:月〜金 11:00〜15:00 / 18:00〜22:00、土 11:00〜15:00 / 17:00〜22:00、日祝 11:00〜15:00 / 17:00〜21:00
- 定休日:なし
- 電話番号:03-3364-5787
- 座席数:カウンター18席
- 周辺環境:西新宿のオフィス街。近くには新宿中央公園や小滝橋通りのラーメン激戦区あり。



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