新大久保で「お肉ランチ」を楽しみたいけれど、どこに行けばいいか迷うことってありませんか?今回は、オープン当初から通っているお気に入りの店『ぶるばむ』を紹介します。
韓国料理の枠にとらわれない、ちょっとユニークな焼肉ランチ。予約必須の人気店ですが、その理由を体験を通してお伝えします。
なぜ『ぶるばむ』に足を運んだのか
今回が初めてというわけじゃない。前回も前々回も訪れていて、オープン当初からのヘビーユーザーと言っていいくらいだ。友人におすすめした回数も、もう数えきれないほど。
昔は建物沿いに並んで待つスタイルだったが、待ち時間が長すぎるという声が多かったのか、最近は受付の自動連絡システムが導入されていた。

便利になったなと思ったけれど、前回は予約なしで受付したら「120分待ちです」と案内された。東京ではカスハラ条例なんてものもあるし、遅れや待ち時間で揉めないように、少し余裕を持った時間を提示しているんだろうなと感じた。
それでも結局、90分経っても呼ばれず、泣く泣く他の店に行ったのが前回までの話↓
だから今回はその反省を踏まえて、前日に予約を入れた。
平日なのに昼は14時以降しか予約が取れなかったが、それでも「どうしても食べたい」という気持ちは変わらなかった。
結局、その思いを捨てきれず、早いタイミングで新大久保に戻ってきたしまったわけ。
予約はこちらからも ブルバム予約 ←ホットペッパーグルメ ※アフィリエイトリンクを含みます
こちらは新大久保の前々回の訪問記↓

店内の雰囲気と第一印象
店に入ると、まず目に入るのは入り口のシャンゼリゼ風のディスプレイ。スイーツとコーヒーを思わせる雰囲気で、正直ここが焼肉屋だとは思えない。以前は劇場の舞台幕みたいなカーテンがあったけれど、今はなくなっていた。
店内は1階と2階に分かれていて、トイレは2階のみ。だから長居するなら2階がいいんだけど、ネット予約ではそこまで指定できないので、席は運次第だ。見た目は焼肉屋っぽくないけれど、床はギドギドで滑るし、椅子までツルツル。ここは間違いなく焼肉屋だなと実感する瞬間だ。全体的にカジュアルで、ちょっと不思議なギャップがある店内だ。

『ぶるばむ』誕生の背景
『ぶるばむ』は新大久保で数年前にオープンした店だという。もともとは韓国料理の枠にとらわれない、新しいスタイルの肉料理を提供したいという思いから始まったらしい。店名の由来は、韓国語で「夜」を意味する言葉に関連しているという説もあるが、詳細は公表されていない。
開業当初は、韓国焼肉の王道スタイルを踏襲しつつ、カフェのような雰囲気を取り入れた内装が話題になったという事だ。劇場の幕のようなカーテンを使っていたのも、その演出の一環だったらしい。ただ、油汚れの問題で撤去されたという。
現在は、肉の質とコスパを重視したランチメニューが人気で、SNSで「新大久保の穴場」として取り上げられることも多い。予約必須の店になったのは、口コミで広がった結果だという。
注文システムと選択の葛藤
ここは基本的にセットメニュー制。入り口でいきなり選択を迫られるのが、この店のちょっとした特徴だ。まず、肉と一品料理をそれぞれ一種類ずつ選ぶというシステム。
さらに、ゴンドレという韓国で人気の野菜も追加できる。最近の韓国は健康志向が強いらしく、このゴンドレがブームになっているという。
肉は大きく分けて3種類。モクサル(首肉)、サムギョプサル、そしてマッチャン。今回は二人だったので、どれか一つを外さなければならない。悩んだ末にモクサルを諦めるという苦渋の決断をした。
それから、ここにはちょっとした裏技がある。飲み物チケットを持っていると、通常1300円のアルコール飲み放題が1100円になる。チケット自体は300円だから、次に来るかどうか分からなくても買っておく価値はある。もし行かないなら…メルカリで売る?まあ、需要があるかは知らないけど。

鉄板の音と肉の旨み
最初に運ばれてきたのはサムギョプサルとマッチャン。持ってくるのは早いけれど、すぐには焼かない。鉄板をしっかり既定の温度まで温めるまで待つスタイルだ。店主が温度計を手に測りながら、さらに手かざしで確認する姿は、今の時代にちょっと昭和っぽくて面白い。鉄板の準備が整うと、店員が手際よく焼き始める。これも韓国焼肉屋ならでは。ただ、店によっては最初だけやって後は放置だったり、逆に「触るなら自分でどうぞ」と冷たく言われることもあるから、その点でぶるばむは完全オート。最後まで焼きの面倒を見てくれるのはありがたい。

鉄板の上で肉と野菜が並ぶと、緑が映えて鮮やか。
そこに音を立てながら焼けていく様子は、もう視覚だけでごちそうだ。
サムギョプサルは厚みがしっかりあるのに、噛むと驚くほど柔らかい。脂は甘みがあって、野菜で包めばしつこさはない。マッチャンはぷりっとした食感で、噛むほどに旨みが増す。
これは酒が進むやつだ。飲み放題にしたことがここで効いてくる。値段を気にせず楽しめるのは大きいけれど、気にするのは飲みすぎないことだけ。
セットの一品料理はチゲと冷麺を選んだ。本当は肉を食べてから後半に食べたいのに、かなり早い段階で出てくるのはちょっと惜しい。次回はタイミングをお願いしようと思う。
そして今回初めて頼んだゴンドレ。ほろ苦さがあって、脂をすっとリセットしてくれる感じがいい。体に良さそうだし、韓国で健康ブームになるのも納得だ。

こだわりと人柄に見える二面性
初期メンバーからすると、この店のユニークさといえば、焼いたエリンギに「ぶるばむ」の焼き印がおしてあり、それを写真に撮ってSNSにアップするのが定番だった。
でも今はその焼き印がなくなっている。理由を店主に聞いてみたら、「自分たちで焼き印を押していて、店員に危ない思いをさせていたからやめた」とのこと。なんだか部下思いの店主だなと、ちょっとお涙頂戴な話だ。
ところがそのあと、「あれを始めたことで話題になったけど、他の店もやりだして独自性がなくなった。やる意味がない」と吐き捨てるように言っていた。
どちらが本当の理由なのかは分からないけれど、たぶん両方なんだろう。安全を考える一方で、流行に埋もれることへの悔しさもある。そういう本音が垣間見えるのも、この店の面白さだと思う。
訪問後記
14時に予約して、食事が終わったのは16時前。
夕食までのちょっとしたアイドルタイムになったけれど、その間に店では清掃が始まっていた。鉄板が置いてあるときは気づかなかったが、いざ鉄板を外すと、下にはカセットガスコンロが隠れていた。それも一口じゃない、なんと二口。まるでツインギターのような存在感だ。
こんなのがあるのかと驚いて、思わずスマホで調べてしまった。ちゃんと市販されているんだなと知って、ちょっと感動した。
この二口コンロのおかげで、鉄板の温度がしっかりキープされるわけだ。
あの絶妙な焼き加減は、こういう仕掛けがあってこそなんだと納得した瞬間だった。
細かいところまでこだわっているのが、この店の強みだと思う。

2口のカセットコンロをぜひお試しください。 ※アフィリエイトリンクを含みます
アクセスと店舗情報|新大久保駅から徒歩5分の人気店
- 店名:韓国料理 ブルバム 新大久保店
- 住所:東京都新宿区大久保1-12-19 ピュアーズ3ビル
- 最寄り駅:
- JR新大久保駅 徒歩約5分
- 東京メトロ副都心線 東新宿駅 徒歩約9分
- 営業時間:11:00~翌0:00(料理L.O. 23:00 / ドリンクL.O. 23:00)
- 定休日:なし
- 電話番号:03-3205-6337
- 周辺環境:イケメン通り近く、韓国食材店やK-POPショップ多数
予約はこちらからも ブルバム予約 ←ホットペッパーグルメ ※アフィリエイトリンクを含みます
最安値、スーパーで買うなら絶対こちらがおすすめです。※このリンクは広告です



コメント