外を歩いているとき、急にトイレに行きたくなることがある。
駅や商業施設にいれば安心だが、問題は「店にいないとき」。
公衆トイレは見つけにくく、あっても使うのに少し勇気がいる。
同僚も先日、外出中にかなり困ったらしく、話を聞きながら「わかる」と頷いていた。
自分も比較的トイレが近いタイプなので、外出先での対応力はそれなりに鍛えられてきた。
よく行くエリアには、自分なりの**“安心パターン”**がある。
そんなパターンの一部を、少しだけ紹介してみたい。
安心感のある定番スポット(ただし注意も必要)
街歩きの中で「安心感がある」とされる定番スポットといえば、デパートのトイレ。
清潔で案内もわかりやすく、空調も効いている。特に上階のトイレは空いていることが多い。
ただし、“大”となると話は別。個室の数が少なく、回転も悪い。
「待てばいい」と頭ではわかっていても、狭い空間で個室の前に立ち続けるのは、なんとも気まずい。
だからフロアを行ったり来たりする。まるで“空室”を探して街をさまよう旅人のようだ。
この「安心感の裏にある不便さ」をどう乗り越えるか。
それが、街歩きにおける静かな戦略であり、ちょっとした生活の知恵でもある。
緊急時に頼れる場所
デパートや駅が近くにないとき、頼りになるのが以下のスポット。
- パチンコ店のトイレ
意外と清潔で、入り口付近にあることも多い。滞在時間も短く済む。緊急時にはありがたい存在。 - 公園のトイレ
場所によっては整備されていて使いやすい。事前に「使える公園」を覚えておくと安心。夜間や冬場は注意が必要。 - コンビニのトイレ
繁華街でなければ、貸してくれる店舗も多い。混雑していない時間帯なら気軽に使える。ただし、利用不可の店舗もあるため事前確認は欠かせない。
公共施設のトイレは静かだが注意も必要
市役所、図書館、公民館などのトイレは静かで落ち着いている。
ただし、数が少なく、開館時間に左右される。
「近くにあるけど、開いてるかな?」という不安がつきまとう。イベント開催時などは混雑することもある。
トイレの空き状況がわかるサービスの噂
最近、一部の商業施設では**「トイレの空室状況をリアルタイムで確認できるサービス」**が導入されておりこれがめちゃめちゃいい。

丸井グループの店舗では、**VACAN(バカン)**というスタートアップが提供しているシステムが使われていると聞いた。
VACAN社は、
「いま空いているか1秒でわかる、優しい世界をつくる」
という理念を掲げているそうだ。
トイレやレストラン、避難所などの空き状況をセンサーとクラウドで可視化し、混雑を減らす技術を開発しているという。
施設のストレスを減らす取り組みとして注目されているらしい。
実際、自分もこのシステムが導入されている店舗を見つけては、ブックマークに保存している。
外出先で「そろそろ…」と思った瞬間、スマホを開いて空室状況をチェック。
「今なら5階が空いてる」とわかれば、迷わずそのフロアへ向かう。
この**“瞬時の判断”が、街歩きにおける静かな安心感**につながっている。
導入されているのは、
新宿マルイ本館、新宿マルイアネックス、渋谷モディ、有楽町マルイなど。
東京都内を中心に展開されているようで、今後の拡大にも期待したい。

街の中にある、ささやかな安心
外出先でのトイレ探しは、誰にとっても小さな不安の種。
でも、少しだけ工夫すれば、その不安は静かな安心に変わる。
もし「自分だけのトイレ安心スポット」があるなら、誰かにそっと教えてみるのもいい。
そんな場所を知っているだけで、外出がほんの少し、心地よくなる。


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