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仙台 牛たん|たんや善次郎 並んでも食べたい本場の味

仙台駅構内「牛たん通り」で人気の「たんや善次郎」。本場の炭火焼き牛たんを味わえる名店で、休日は行列必至。実際に訪問した際は、駅前本店が2時間以上待ちだったため、牛たん通り店に並び、約1時間で入店できました。並ぶ価値ありの理由は、職人が炭火で焼き上げる柔らかな牛たんと、善次郎定食で楽しめる多彩な牛たん料理。待ち時間の攻略法やおすすめメニュー、アクセス情報も詳しく紹介します。

仙台で牛たんを食べる理由

仙台出張のとき、吉高さんと「せっかくなら仙台で一番有名な牛たんを食べたいよね」という話に。口コミやSNSで評判が高かったのが「たんや善次郎」。これは行くしかないと決定。

ただ、土日は事前予約ができないという事実が判明…。それでも吉高さんが「こんな機会ないし、覚悟決めて並ぼうよ」と言ってくれて、待つ覚悟で出発。


本店と通り店、どちらに並ぶ?

まず駅前本店へ。ここは自動受付パネルで電話番号を入力すると、順番が書かれたレシートが出て、時間になるとSMSで呼び出してくれる仕組み。

12時時点で112番、呼ばれていたのは31番。張り紙には「1〜2時間待ち」とある。保険をかけて牛たん通り店も確認。こちらは受付システムなし、ただ並ぶのみ。店前に二列、さらに向かいの壁側にも列ができ、総勢50名ほど並んでいる。

駅前本店は81組前にいるわけで、その組がそれぞれ2名だとしても162名並んでいる計算になる。そう考えるとこちらの方が早く入れそうだと判断し、牛たん通り店に並ぶことにした。

店頭風景

迷って選んだ善次郎定食

メニューは大きく5つのカテゴリーに分かれている。牛たん定食、上選極厚真中たん定食(1日50食限定)、牛たん極太定食、丸たん定食、そして牛たんをいろいろ楽しめる善次郎定食。

初めての店舗なので、私の中では「不動の人気定番メニュー」と書かれた牛たん定食を頼むのがセオリー。そう決めていたはずなのに、メニューを見ていると「あれも食べたい、これも食べたい」と迷いが捨てきれない。

いざ注文というタイミングで、魔が差したように口から出た言葉は――「善次郎定食!」


たんや善次郎の歴史とこだわり

「たんや善次郎」は、仙台名物である牛たん文化を守り、職人の技を次世代に伝えることを目的に誕生したという。創業は2010年3月14日とされ、場所はJR仙台駅構内「牛たん通り」。牛たん焼きの発祥は戦後の仙台で、食肉の有効活用から始まったとされるが、善次郎はその伝統を忠実に継承し、炭火焼きと手仕込みにこだわる店として知られる。特徴は「粉塩」を使った下味と、強火の遠火で焼き上げる技法。機械化を避け、切り込みや漬け込み、熟成まで職人が手作業で行う点が創業時から変わらないという。牛たんの厚切り文化を広めた立役者の一つとも言える存在だ。
出典:公式サイト

仙台伝統牛タンのたんや善治郎
仙台でしか味わえない昔ながらの牛たん屋「たんや善治郎」です。仙台伝統の手仕込み牛たんならではの食感と旨味をご堪能ください。牛たんお土産やお弁当もご用意しています。

善次郎定食を食べてみた

善次郎定食は、牛たん塩焼き・牛たんソーセージ・牛たんつくね・ゆでたんの4種類に、テールスープ、麦飯、漬物、さらにサラダかとろろの選択制という豪華な構成。

善次郎定食

まずはテールスープでウォーミングアップ。旨みがしっかり溶け込んだスープが胃をやさしく温めてくれる。

次に牛たん塩焼き。極上なんて必要ない、これでも十分柔らかくて非常に美味しい。すぐ飲み込むのはもったいないので、しっかりかみしめながら堪能する。1時間並んだかいがあったと心から思える瞬間だ。

続いて、気になっていたゆでたん。牛たんをじっくり塩茹でして柔らかく仕上げた一品で、箸で切れるほどほろほろの食感。味と食感に優しさがあり、定食を選んだ理由の一つがここにある。

ゆでたん

次は牛たんソーセージ。しっかりした味付けで、ビールがあれば最高だろうと思うほど。

最後に牛たんつくね。こちらも旨みがぎゅっと詰まっていて、やはりお酒が欲しくなる味わい。

個人的な感想としては、ランチでお酒を伴わないなら、牛たん一本に絞って単品で楽しむのもあり。ただ、こうして食べ比べてみたからこそわかる魅力もある。善次郎定食は、牛タンの奥深さを一度に体験できる贅沢な選択だった。


待ち時間に起きたこと

今回は並ぶことを覚悟していたが、結果的に1時間で入店できた。この1時間を短いととるか長いととるかは人それぞれ。

ちなみに、牛タン通り店に並ぶ前に駅前本店で受付をしていたことを思い出したのは、店を出たあと。アウターのポケットから受付番号のレシートが出てきて、キャンセルを忘れていたことに気づいた。QRコードで現在の順番を確認すると、なんと2時間経過した時点でまだ40組待ち。

駅前本店の「1〜2時間待ち」という張り紙は、実際にはもっと長い可能性がある。

土日の「たんや善次郎」は、戦略なしでは時間を無駄にするリスクが高い。

ただ、今回の1時間待ちは無駄だったかというとそうでもない。並んでいる間にブログの下書きが進んだし、吉高さんは「トイレに行く」と言って30分ほど戻ってこなかったが、その間にネットで服を購入していたらしい。行きの新幹線で「仙台で試着してから買う」と言っていたので、きっと試着も済ませてきたのだろう。そう考えると、吉高さんも待ち時間を有効活用していたわけだ。

ただ、戻ってきた吉高さんが上選極厚真中たん定食を食べているのを見て、ちょっとだけ羨ましさと腹立たしさが混じったのは正直なところ。


訪問後記

「待て、しかして希望せよ」

――アレクサンドル・デュマ・ペール作「モンテ・クリスト伯」のこの言葉は、ただの忍耐を説くものではない。

無実の罪で投獄された青年エドモン・ダンテスが脱獄し、莫大な財宝を得て「モンテクリスト伯」となり、自分を陥れた人々へ復讐する

――その壮大な物語で知られる『モンテクリスト伯』。

しかし、彼が最後に悟ったのは復讐の虚しさであり、後世に残した言葉が「待て、しかして希望せよ」だ。希望と忍耐こそが人生を導くという哲学である。

昔、テレビから流れていた「待つわ〜♩いつまでもまぁ〜つっ〜わっ♩」という歌を思い出す。

人は「待つ」という行為にネガティブな感情を抱きがちだが、輝かしい未来への道筋には欠かせないものだ。

ダンテスは復讐を果たすまで、一つ一つ忍耐を重ね、危険な橋を渡りながらも希望を失わなかった。その支えとなったのが、この言葉であり、彼が「巌窟王」と呼ばれる所以だろう。

もちろん、今回の私は復讐に燃えていたわけではない。ただ、1時間並ぶという現実は、最初は長く感じる。しかし、その間に期待が膨らみ、香ばしい炭火の匂いを想像し、メニューを思い描くことで、希望は確実に育っていく。

そして、目の前に現れた善次郎定食――塩焼きの牛タンをかみしめた瞬間、待った時間が報われる感覚が全身を満たした。

「待て、しかして希望せよ」は、食にも旅にも通じる哲学だ。急がず、焦らず、待つことで得られる喜びは、ただの食事を超えて、希望を持つことの大切さを教えてくれる。

そんな事を帰りの新幹線で吉高さんに話すと、「は〜」と表情からしても反応はいまいちだったがこれも含めて晴天なりだろう。


アクセスと店舗情報

  • 店名:たんや善次郎 牛たん通り店
  • 住所:宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 JR仙台駅 3F 牛たん通り
  • 最寄り駅:JR仙台駅(徒歩約1分)
  • 営業時間:10:00~21:30(L.O.21:00)
  • 定休日:年中無休
  • 電話番号:022-722-5081
  • 予約:不可
  • 周辺:S-PAL仙台、仙台朝市、パルコなど散策スポット多数

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