高田馬場で「安くて美味しい」を叶えるなら、讃岐うどん専門店 肉うどん甚三 は外せない。この記事では、入店のきっかけ・店内の雰囲気・創業背景・注文の流れ・実食レポート・アクセス情報まで徹底紹介。券売機で食券を購入するシステムや、回転の速さ、そして看板メニュー以外のおすすめセット(かけうどん+とり天+半カレーライス)を実食レビュー。さらに、香川県産食材へのこだわりや、東京で讃岐うどんを広める挑戦の歴史も深掘り。高田馬場でランチやサクッと食事を探している方に最適な情報をまとめました。
入店のきっかけ:時間と効率を優先した選択
高田馬場での仕事を終え、次の予定まであまり時間がない状況。サクッと食べられる店を探していたところ、ふと思い出したのが「肉うどん甚三」。前回訪れた際、行列ができていたにもかかわらず、驚くほど回転が早く、入店から提供までのスピード感が印象的だった。さらに、最近は蕎麦続きだったため、うどんにスイッチしたい気分もあり、肉うどん甚三へ。2回目の訪問という安心感もあり、「ここなら間違いない」という確信でいざ店舗へ。

注文の流れ:常連の選択に乗っかる決断
店に到着すると、まず目に入るのは外に設置された券売機。ここで食券を購入してから入店するシステムだ。今回は2回目の訪問。前回は看板メニューの肉うどんを選んだので、今日は別のものに挑戦しようと決めていた。何にしようか迷っていると、前に並んでいた学生風の人物が、慣れた手つきで迷いなくボタンを押しているのを目撃。「常連だろう」と勝手に確信し、その人と同じメニューにすることに決めた。

それが かけうどん+とり天+半カレーライス のセット。列は五人ほど。並んでいる間に店員が食券を回収していく。「ちゃんと覚えられるのか?」と一瞬不安になるが、そこは回転の早さで有名な店。案の定、スムーズに案内され、いよいよ店内へ。
店内の描写:活気と香りに包まれる空間
店内はカウンター席が中心で、奥にテーブル席が数卓。木目調の内装に、厨房から立ち上る湯気と出汁の香りが食欲を刺激する。店員の掛け声が響き、回転の速さを感じさせる活気ある雰囲気。壁には「うどんの美味しい食べ方」の貼り紙があり、初めてでも迷わない工夫がされている。
昼時ということもあり、学生やビジネスマンで賑わい、店内は常に満席に近い状態だ。
創業背景と歴史:讃岐うどんを東京で広める挑戦
「肉うどん甚三」は、讃岐うどん専門店で経験を積んだ岡本修平氏が2015年に港区・大門で1号店をオープンしたことに始まる。その後、新橋や神田などオフィス街を中心に店舗を展開。
コロナ禍で客足が減ったことを受け、住宅街への出店を意識し、高田馬場に新店舗を構えたのが2022年6月1日だという事。うどん粉は香川県の製粉メーカー「吉原食糧」のものを使用し、北海道産と九州産の小麦をブレンド。しょうゆは香川県の「丸尾醸造所」、だしには伊吹産や瀬戸内産の煮干し、砂糖はさぬき和三盆を使うなど、現地食材を中心に仕入れている。
肉は牛ではなく千葉県産「林SPF」豚肉を採用。岡本氏は「香川の食堂で食べる日常のうどん」を東京で再現し、大衆食として親しまれる「うどん食堂」を目指しているとのこと。

実食レポート:出汁と食感が織りなす三重奏
席に着いてほどなく運ばれてきたのは、かけうどん、とり天、そして半カレーライス。
まず目に飛び込むのは、透き通るような黄金色の出汁。香川県産の煮干しと昆布を使ったというだけあり、湯気とともに立ち上る香りが心地よい。
ここは冷静に、目の前にある「うどんの美味しい食べ方」という貼り紙を疑うことなく実践。

食べ方その一──そのまま食べよとのこと。
ではではと、ひと口すすると、塩味は控えめで、旨味がじんわり広がる。麺は讃岐うどんらしいしっかりとしたコシがあり、噛むたびに小麦の甘みが感じられる。やや柔らかめなのも特徴だ。
食べ方そのニ──卓上の薬味や調味料でパンチを出せ!とのこと。
ネギと天かすを投入し、唐辛子をひと振り。かけうどんであっても、これを入れれば一気に別物へと進化していく。
続いてとり天。衣はサクッと軽く、中の鶏肉はジューシー。出汁に浸すと衣がほどよく柔らかくなり、旨味がさらに増す。
そして半カレーライス。見た目はシンプルで、まさに「うどん屋のカレー」という感じ。なんならレトルトかな?と思ってしまうほどだが、出汁との相性は悪くない。
全体的に「早い・安い・旨い」を体現しながら、素材へのこだわりがしっかり感じられる一品だった。
頼みすぎたかもしれない問題
薄々感じていたし、読んでいる皆さんもおそらく思っただろう問題──「頼みすぎ問題」。
前の常連に乗ったとはいえ、これは明らかに頼みすぎた感がある。実際、その常連は若くてスポーツマン風、体もガッチリしている。一方こちらは普通のおじさん。
それは一緒のものを頼んではいけない選択だった。

さらに、店内を見渡すと学生の街高田馬場らしく、若い人が本当に多い。
両隣の若者はうどんのみ。
そんな中、わんぱくおじさん状態でテーブルに並ぶ「かけうどん+とり天+半カレーライス」。
ただし、食品ロスは許されない。ましてや、こんな記事を書きながら残しているとなれば炎上リスクすらある。とり天を隣にあげようかとも一瞬考えたが、食べかけを渡すなど迷惑でしかない。
結局、頼みすぎ問題は自分で解決するしかないのである。
訪問後記
機動戦士Zガンダムで有名なアムロ・レイは「人は同じ過ちを繰り返す、まったく」という言葉を残した。この「頼みすぎ問題」も、その一例と言えるだろう。
なぜ人は同じ過ちを繰り返すのか──それは、学習よりも欲望が勝る瞬間があるからだと思う。
前回の訪問で「肉うどん甚三」は回転の速さと満足感を与えてくれた。
その記憶が「他にも美味しいものがたくさんあるだろう」という欲求を生み、冷静な判断を鈍らせる。さらに、目の前の常連の選択が「正解」に見えてしまう心理も働く。人は合理的なようでいて、実は感情に支配されやすい生き物だ。
しかし、過ちを繰り返すことは必ずしも悪ではない。そこには「挑戦」や「経験」が含まれているからだ。とアムロレイが言ったかはしらないけど、今回の頼みすぎは、次回の適量を知るための布石。そう考えれば、過ちは成長の一部なのかもしれない。
なんて考えているとまたやるんだろうな。
アクセスと店舗情報
- 店名:肉うどん甚三(じんざ) 高田馬場店
- 住所:新宿区高田馬場4-2-31
- 最寄り駅:JR・西武・東京メトロ 高田馬場駅 戸山口 徒歩3分
- 営業時間:11:00~22:00
- 定休日:なし
- 電話番号:03-5989-1229
- 周辺環境:高田馬場駅前の商店街、学生街ならではの活気あるエリア。散策スポットとして早稲田大学周辺もおすすめ。
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