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【荻窪 ラーメン】「武茂」|ふたたびタンメンと担々麺の魅力を再発見

暖簾にある店名「荻窪 武茂」 

前回までのあらすじ

荻窪でラーメンを探していると、ひときわ目を引く看板がある。

「濃厚タンメン」「濃厚担々麺」と大きく掲げられたその店の名は「武茂(たけしげ)」。2022年にオープンした比較的新しいラーメン店ながら、荻窪駅から徒歩2分という好立地と、個性的なメニューで人気を集めている。


先日、私はふらりとこの「武茂」に立ち寄り、担々麺を注文した。

濃厚でクリーミーな白濁スープに、旨辛みそと山椒の痺れが絶妙に絡み合い、まさに記憶に残る一杯だった。

だが、店内を見渡すと、担々麺よりもタンメンを注文している人が多いことに気づく。しかも、タンメンなのに白いスープ。

これは何かあるな…と、私の好奇心が騒ぎ出した。

担々麺の余韻に浸りながらも、頭の片隅にはタンメンの白いスープが居座っていた。

そんなことで、前回の来店によって、タンメンの口になってしまって気づけば、

私は再び「武茂」の暖簾をくぐっていた。

詳細はこちら↓

【荻窪 ラーメンレビュー】「武茂」|濃厚担々麺・タンメン冷蔵庫の悲劇から始まる担々麺の旅
荻窪駅近くのラーメン店「武茂」で濃厚担々麺を実食。豆乳ベースの白濁スープと旨辛みそが絶妙。次回は野菜たっぷりタンメンに挑戦予定!

2日ぶり2回目、ふたたび来店

実は、今回、事前に口コミやレビューをチェックし、タンメンの評判や野菜の盛り具合までしっかり調査済み。

荻窪ラーメン激戦区の中でも、武茂のタンメンは「ちゃんぽん風」「野菜たっぷり」「白濁スープ」といった特徴で注目されているという。


店員さんに促されることなく券売機へ向かい、迷いなく「濃厚タンメン」を選択。

テーブルに案内され、食券を渡すと同時に「野菜大盛でお願いします」と伝える。

ここまでは順調だったが、「小ライスもお願いします」と言った瞬間、店員さんが申し訳なさそうに「そちらは9月に終了したんです。よろしければ食券を購入ください」と。

しまった、事前情報が古かった…。

恥ずかしさよりも、店員さんに無駄に謝らせてしまったことが申し訳ない。

こういうとき、謝られる側の方が気まずい。小ライスは諦め、静かにタンメンの到着を待つことにした。


ほどなくして運ばれてきたタンメンは、期待通りの山盛り野菜。

もやし、キャベツ、にんじん、玉ねぎ、木耳、豚肉などがラードで香ばしく炒められ、麺が見えないほどのボリューム。

濃厚タンメン 本当に濃厚スープを飲むと本当に染みてくる

私は「シャキシャキがなくなるまで嚙む」というルールを自分に課し、ゆっくりと食べ進めることにした。

そして、いよいよ白いスープをひと口。

見た目はあっさりしていそうなのに、口に含むと濃厚で、骨身に染みるような深い味わい。

豚骨と野菜の旨味が絶妙に溶け合い、見た目とのギャップがまた良い。

これは…みんなが頼むのも納得。担々麺のインパクトとはまた違う、じんわりと広がる旨味がある。

私が「美味しいラーメン店」だと感じる基準のひとつが、客層の年齢のばらつき。

若い人だけでなく、舌の肥えた年配の方々が来てこそ、本当に美味しい店だと思っている。

そんなことを考えていたら、白髪の老夫婦が入店。

店内を見渡すと、若者から中年、そして老夫婦まで、まさにその方程式がはまっている。武茂のタンメンは、野菜たっぷりでヘルシー。年代を選ばないのだろう。

納得。

…と思ったら、老夫婦が頼んでいたのは、まさかの担々麺だった

その瞬間、私は思わず笑ってしまった。

人は見た目や年齢で勝手に「こうだろう」と思い込むけれど、食の好みはそんなに単純じゃない。むしろ、担々麺の辛さとコクを楽しむ老夫婦の姿に、ちょっとした憧れすら覚えた。

タンメンは、確かに美味しかった。

でも、担々麺もまた、あの老夫婦が選ぶほどの魅力がある。

次回は、もう一度担々麺に戻ってみようか。



荻窪「武茂(たけしげ)」店舗情報

  • 住所:東京都杉並区上荻1-5-10
  • アクセス:JR・東京メトロ「荻窪駅」北口から徒歩2分
  • 営業時間:11:00〜22:30(祝日は15:00まで)
  • 定休日:不定休(公式SNSで告知)
  • 支払い:現金のみ
  • 席数:カウンター&テーブル席あり

※営業時間や定休日は変更になることがあり


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