本家ボンガとは?──韓国の味と心を届ける“本家”の物語
韓国料理チェーン「本家ボンガ(BORNGA)」は、韓国の著名な料理研究家であり実業家のペク・ジョンウォン氏によって1993年に創業されたらしい。ペク氏は「韓国料理を世界に広めたい」という強い想いを抱き、長年の研究と経験をもとに、誰もが親しみやすく、かつ本格的な味わいを提供する店づくりを目指してボンガを立ち上げたらしい。

「ボンガ(本家)」という店名には、「伝統を守りながらも革新を加えた本物の味を届けたい」という理念が込められているらしい。看板メニューの「ウギョプサル(薄切り牛バラ肉の炭火焼き)」をはじめ、素材の持ち味を活かした焼肉や家庭料理が特徴で、特製のタレや炭火焼きの技法など、細部にまでこだわった調理法が韓国国内外で高く評価されているらしい。
韓国国内では50店舗以上、海外にも30店舗以上を展開し、グローバルブランドとしての地位を確立しているらしい。日本では東京・新大久保をはじめとする都市部に出店し、韓国の食文化を体験できる場として多くの人々に親しまれているらしい。新大久保店はその中でも特に人気の高い店舗のひとつで、広々とした店内と清潔感のある空間が印象的らしい。家族連れから観光客まで、幅広い層に支持されているらしい。
焼かずに届くウギョプサルとランチ限定の工夫
今回訪れたのは、週末の昼下がり。ふと目に入った「ランチ限定メニュー」の文字に惹かれて、初めてボンガの昼の顔を覗いてみることにした。

注文したのは、看板メニューの「ウギョプサル」を中心としたランチセット。以前は各テーブルに設置されたコンロで自分で焼くスタイルだったけれど、今回のランチではすでに焼かれた状態で提供されるスタイルに変わっていた。焼きたての香ばしさはそのままに、手間なくすぐに食べられるのが嬉しいポイントだった。
肉はしっとりと柔らかく、特製のタレがしっかり染み込んでいて、ご飯が進む味わいだった。添えられた味噌チゲはやや濃いめの味付けで、単体でも満足感があったけれど、ここでふと目に入ったのがサンチュとご飯。チゲをご飯にかけてビビンバ風にし、さらにサンチュで包んで食べてみると、濃厚な味噌のコクがサンチュの爽やかさで一気に中和され、口の中がさっぱりとリセットされる。これはちょっとした発見だった。
ランチセットには他にも小鉢やナムルがついていて、全体としてバランスの取れた構成だった。ボリュームも申し分なく、満足感の高い内容だった。夜の焼肉とはまた違った、昼ならではの気軽さと工夫が感じられた。でも、本当はその場で焼く臨場感でボンガ来た感がでるんだよな〜。

訪問後記──“本場”の空気と、朴さんの記憶力(?)
店内を見渡すと、韓国語が自然に飛び交っている。観光客というより、日本に住んでいる韓国の方々が多く訪れている印象だった。これはつまり、日本向けにアレンジされた味ではなく、韓国本場の味がそのまま提供されている証なのかもしれない。実際、料理の味付けや構成にも、どこか“現地感”が漂っているように思う。
店の雰囲気も品があり、スタッフの方々も非常に丁寧だった。中でも、店長(と勝手に思っている)朴さんの接客は印象的だった。料理の説明や配膳のタイミングなど、細やかな気配りが随所に感じられ、会計の際には「いつもありがとうございます」と一言。
この言葉、朴さんに言われると本当に“覚えられている”気がしてくるから不思議だ。記憶力がすごいのか、雰囲気なのか、逆にちょっと怖いくらいの説得力がある。でもその怖さも含めて、なんだか嬉しい。こういう人がいる店は、また来たくなる。 雨だったけどボンガは本日も晴天なり
店舗情報
- 店名:本家(ボンガ)新宿職安通り店
- 住所:東京都新宿区大久保1-17-10 2F
- アクセス:JR新大久保駅より徒歩5分、東新宿駅より徒歩7分
- 営業時間:11:00〜23:00(ラストオーダー 22:30)
- 定休日:無休
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