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新宿ランチ ブラーボ|スープパスタを求めて出会った“えびクリーム”の教え

新宿でランチを探していて、ふと目にしたインスタのスープパスタ写真。それがきっかけで訪れたのが「イタリア食堂ブラーボ」。

肩肘張らずに楽しめるカジュアルさ、そしてコンテスト優勝のえびクリームパスタ。

今回は、入店の理由から店内の様子、注文、実食レポート、ちょっとしたハプニング、そして訪問後記まで、リアルな体験をまとめました。

新宿でランチやディナーを楽しみたい方、イタリアン好きな方の参考になればと思います。


思い立ったら吉日、スープパスタに誘われて

インスタを何気なく眺めていたら、目に飛び込んできたのは美味しそうなスープパスタ。

普段はクリームやトマトソースが定番で、スープ仕立ては珍しい。

そんな写真に心を奪われ、「これは行くしかない」と決意。場所は新宿、イタリア食堂ブラーボ。名前を見て、サッカー日本代表の長友選手が叫んだ「ブラボー!」を思い出したけれど、こちらはイタリア語の発音に近い「ブラーボ」。

新宿でのイタリアンはどこがいい?――そんな悩みを解決するためのブログテーマにもぴったりな一軒でもあった。


赤いテントをくぐって

店頭赤いテントか茶色なのかそれも味だ

伊勢丹や紀伊國屋の近く、街の喧騒を抜けてポツンと見えてくる赤いテント。やや日焼けした感じが、長年新宿という街で営業しているという信頼の証だろう。

その赤いテントをくぐり、階段を降りるとそこはイタリア食堂ブラーボ。

ドアを開けると「好きなところにどうぞ」と声をかけられ、肩の力が抜ける。

店内はイタリア料理店らしい落ち着いた雰囲気をまといながらも、食堂という名前どおりカジュアルさも漂う。照明はやや落とし気味で、ほんのり大人っぽい空気感。

テーブル席だけでなくカウンターもあり、一人でも入りやすい。奥には電話ボックスより小さな喫煙ブースがあり、昔ながらの喫煙文化を感じさせる。

店内は「緑と赤と白」。まさにイタリアレストランの黄金比率

新宿の地下に息づく、イタリア食堂の物語

イタリア食堂ブラーボは、公式情報によると、アットホームな雰囲気を大切にしながら、イタリア料理をカジュアルに楽しめる店としてスタートしたらしい。

名前の「ブラーボ」はイタリア語で「素晴らしい」「よくやった」という意味を持つとのこと。

どうやら、肩肘張らずに本格的な味を楽しめる場所を目指しているようだ。

看板メニューは「えびクリームパスタ」で、楽天ダイニングで優勝した実績があるというのも面白い。宴会や女子会、誕生日など幅広いシーンに対応できるよう、貸切やコース料理も充実しているのは、創業当初から「食堂」という言葉に込められた気軽さと、イタリア料理の奥深さを両立させたいという思いがあったからだろう。


目的のスープパスタは?

テーブルにはすでにメニューが置かれていて、さっそくお目当てのスープパスタを探す。

ところが、どこを見ても見当たらない。

店員さんに確認すると、なんとランチメニューにはなく、夜だけの提供だという。

これは完全に盲点だった。事前に調べずに来た自分のミスであって、お店に非は一切ない。

ランチメニュー

気持ちを切り替えて、メニューの中でやたらと強調されている「チャンピオンアイテム」に目を向ける。それが、楽天ダイニングで優勝したという「えびクリームパスタ」。名前からして濃厚そうで、期待値は高い。迷うことなく、それを注文することにした。

せっかくなので+330円のサラダもつけることに。

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濃厚クリームとえびの競演

運ばれてきた「えびクリームパスタ」は、見た目からして食欲をそそる。

クリームソースは白に近い淡い色合いで、表面にほんのり光沢があり、濃厚さを予感させる。

フォークで麺をすくうと、ソースがしっかり絡み、重みを感じるほど。口に運ぶと、まずクリームのコクが広がり、そのあとにえびの旨みが追いかけてくる。

えびはプリッとした食感。ソースは濃厚ながらも塩味が控えめで、最後まで飽きない。

麺はやや太めで、茹で加減はアルデンテより硬い「ベリーアルデンテ」といった感じ。かなりの歯ごたえ。気になるお値段は1,760円と、トータル的に見てやや高めかなと。クリームパスタにはあまり強くないが、普通に美味しい。ただ、また食べるかというと、他のものに行きたいかなというのが正直な感想。

あと、紹介が遅れたが、追加でつけたサラダはアスパラの茹でぐあい、ツナドレッシングと非常に美味しく好印象。

アスパラの茹でかげんが絶妙!ツナの入ったドレッシングも非常に美味しい。

暗がりの中で、ちょっとした勘違い

席に着いてメニューを開いた瞬間、まず感じたのは「暗い…」。

照明が落ちていて、メニューの文字が少し見えづらい。これは雰囲気づくりの一環なのだろうと勝手に納得し、店のコンセプトを崩すわけにはいかないと余計な配慮までしてしまった。

ところが、料理を食べ始めてしばらくすると、急に店内が明るくなる。

どうやら単なる照明のつけ忘れだったらしい。こちらが勝手に「大人の演出」だと思い込んでいたのだから、笑える話だ。そんな小さなハプニングも、食堂らしい肩の力の抜けた空気感と相まって、むしろ楽しい思い出になった。


訪問後記

今回は「ハードルが上がった」ことが招いた不幸だった。期待のハードルから落とされる時のショックは、思った以上に大きい。ある意味、ハードルは曲者だ。

だが、人類の歴史を振り返れば、この連続であることは歴史が証明している。ローマ帝国の繁栄も、「パンとサーカス」政策に代表されるように、期待が膨らみすぎた末に崩壊したという事実があるし、近代ではバブル経済も同じ構図だ。

期待は希望を生むが、過剰な期待は失望を呼ぶ。

イタリアの作家ダンテは神曲の中で、「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」と語った。

出典:ダンテ・アリギエーリ『神曲』 山川丙三郎訳(岩波文庫、1957年)

赤いテントをくぐる際に浮かれた気分になった自分を責めるべきか。

今回のスープパスタは食べられなかったけれど、えびクリームパスタで新しい教訓を得た。

それで十分だと思えるのは、食べることが単なる栄養補給ではなく、人生の小さな哲学だからだ。それも含めてブラーボという事だろう。


アクセスと店舗情報

  • 店名:イタリア食堂 ブラーボ
  • 住所:東京都新宿区新宿3-17-13
  • 最寄り駅:JR新宿駅 東口 徒歩約3分
  • 営業時間:
    • ランチ 12:00~15:00(L.O.14:30)
    • ディナー 17:00~23:00(L.O.22:00)
  • 定休日:なし(年末年始を除く)
  • 電話番号:03-3352‐3752
  • 周辺環境:伊勢丹や紀伊國屋書店が近く、買い物や散策に便利。周辺にはカフェや雑貨店も多く、食後の散歩にもおすすめ。


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